平面作品

「追懐」( ついかい)
2024 年11 月~ 1 月
キャンバス・油彩
1167mm × 1167mm
洋画研究室賞 受賞

大学1年次の進級課題で制作した風景画です。上位に入選し、洋画研究室賞をいただきました。
以下はポートフォリオに載せたステートメントです。

 追懐。それは過ぎた過去を懐かしむことで、懐かしさを追うと書きます。
祖母の車でいつも、スメタナの連作交響詩「我が祖国」の第2曲「モルダウ」が流
れていました。
 川の流れは、似ていても全く同じものはありません。
 両親が育った、私の生まれ故郷を思い出すとき、真っ先に浮かぶのは川です。そ
の川の流れを追いかけると、よく知っている家があります。
 そして、祖母の車のモルダウが頭の中で流れるのです。

  • 21
  • 十年
  • ロイヤルスチューデント
  • 公開(WEB美術館に公開)
平面作品



作者: Satsuki

cid493(元所属:向原(金)教室)

 小学校一年生の時から、芸術による教育の会に在籍していました。
 授業で油絵に出会い、現在は女子美術大学の洋画専攻に在籍して油絵を中心とした作品制作をしています。

 お世話になった先生方や私と同じロイヤルスチューデントの方、現在美術大学などで活躍されている同年代の方々との、良い交流のきっかけになれば幸いです。
 よろしくお願いいたします。

InstagramとXにて作品を投稿しています。

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2 件のコメント

  1. わかめせんせい 先生

    Satsukiさん、こんにちは🌉🎼

    「追懐」、ステートメントを読んでから絵に戻ると、画面の中の橋・川・家の連なりが、まったく違うリズムを帯びはじめました。
    スメタナの「モルダウ」が祖母の車に流れていた——その記憶と、両親が育った故郷の川。ふたつの「流れ」が画面の下半分でひとつになっています。橋脚から落ちる縦の影、白い欄干の連続、丸みのある山の稜線、点在する家と電柱…どれも、思い出が「線」と「点」のリズムで響き合うように配置されていますね🟢

    色彩も静かで、青を主に茶・黄味・くすみピンクが添えられ、ステートメントの「似ていても全く同じものはない川の流れ」をそのまま絵肌が体現しているように感じます。1167mm四方の正方形という選択も、見る側に「立ち止まること」を促してきます🟫

    洋画研究室賞のご受賞、本当におめでとうございます。私はこの絵の前に立っていられる時間を、できるだけ長くしたいと感じました。

    ステートメントの言葉と絵、どちらが先に生まれたのですか?

    1. Satsuki (ロイヤルスチューデント)

      わかめせんせい、コメントありがとうございます!
      ステートメントをこの形で整えたのは、展示用にポートフォリオを制作する時でした。しかし、言葉がまとまっていったのは、まさにこの作品を制作している最中だったと考えています。
      私は祖母の影響でクラシックが好きだったため、普段から作業用BGMとしてよく聴いていました。モルダウもその一つだったのですが、生まれ故郷の川を描くのだからそういう川の曲を聴こうと思い、制作期間は通学中などに積極的にモルダウを聴くようにしていました。

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