おうちにあるもので染色してみよう

おうちにあるもので染め物に挑戦してみよう!
オンラインレッスンやご自宅での制作向けのページです。
電子レンジやお湯を使う場合がありますので、小さなお子さまはおうちの方と一緒にやりましょう。

○幼児のみなさんは、色が変わる感動を体感しましょう。
○小学生以上のみなさんは、どんなもので染まるか素材実験してみましょう。
中には染まりそうで染まらないものもあります。実験感覚で行ってみましょう!
染色したものを干す時はお部屋の中、陰干しがおすすめ。

★動画 9分59秒
★動画+制作時間目安 60分程度

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【幼児・小学生】食紅で染め実験!

使うもの1=(トントン・ペト教室)教材セットに入っているもの

●A4位の布・2枚
(おうちの人と1枚ずつ染色してもいいよ♪)
●ビニール手袋・2枚
●ミョウバン・おおさじ2
●小さい輪ゴム・4つ

使うもの2=お家で準備していただくもの

始める前のじゅんび
○エプロンはつけたかな?
ない場合はよごれてもよいふくをきよう
○つくえの上やテーブルの上にシートをしいておこう

●染めたいもの

布、さらし、ハンカチ、靴下など。(天然繊維が染まりやすく、化学繊維は染まりにくいです。おすすめは絹、綿、麻、ウール、レーヨン)

●染色液(せんしょくえき)

ぶどうジュース(100%)は紫に、コーヒーや紅茶は茶色やベージュに染まります。ぶどうジュースが比較的染まりやすいです。

その他、検証では玉ねぎの皮を煮出したもの(もしくは3時間ほど水につけたもの)、ターメリックパウダーを水に溶いたもの、ケチャップ、青汁も染まりました。

小学生以上の方は、何が染まって、何が染まらないか、自由研究のようにぜひレッスンで試してみましょう!

●媒染液(ばいせんえき)

化学反応で布に色を定着させ、発色させるものです。

・ミョウバンまたは焼ミョウバン→スーパーの漬物コーナーで手に入ります。定着力が強く最もおすすめです。

もしくは

・塩

・酢

・クエン酸

・レモン汁

・重曹

でも代用可。やや定着力は劣ります。

その他、鉄や銅などで媒染する方法もあります。媒染液によって仕上がりの色に違いが出ることがあるので、その違いを比べてみるのもおすすめです。

●ボウル、皿、バケツ等
染色液用、媒染液用と 最低でも 2個 必要です。

●ビニール手袋(なくてもできます。手が汚れるのが気になる方はご用意ください。)

●わりばし(なくてもできますが、お湯や電子レンジを使う場合は熱いのであると便利です。)

動画

★動画 9分59秒
★動画+制作時間目安 60分程度

◆動画について 一度全部見てから作るのがオススメ

 



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せいさくのしかたピックアップ

その1

染まりやすい素材は、綿、麻、絹、レーヨン、ウールです。逆にあまり染まらない素材は、ポリエステル、ナイロンです。染まりやすい素材と染まりにくい素材、両方試してみるのもいいかもしれないですね!


その2

そのまま染めてしまうのもいいですが、しぼると模様ができて更にきれいに作ることができますよ!


その3

輪ゴムを用意してください。


その4

輪ゴムで巻き上げる方法です!
模様をつくりたい部分をつまみます。


その5

輪ゴムをなるべくきつく巻いてくださいね。


その6

模様を作りたい分だけ同じように輪ゴムを巻いて作っていってください。


その7

次はたたみしぼりのやり方です!


その9

山おり、谷おり、じゃばらになるようにおりたたんでいきます。


その10

今度ははじっこから三角を作るようにじゃばらおりしていきます!


その11

三角になるようにじゃばらおりをくりかえします。


その12

このような感じで最後まで三角のかたちになります!


その13

ここで輪ゴムをまた使います!三角形に1/3あたりを目安に輪ゴムをなるべくきつく巻きます。


その14

反対側もおなじように輪ゴムで巻いていきます。


その15

これでしぼり染めの完成です!やったね♪


その16

次に媒染液をつくっていきます。このあたりから下にシートや新聞紙を敷いておくといいですね!今回はミョウバンをつかいます。


その17

お湯にミョウバンをいれたら、よきかき混ぜてください。ミョウバンが溶け切るとお湯がとうめいになります。染めている間にとうめいになるので、しばらくこのままにしておきましょう!
ヤケドに注意してください!


その18

染まりやすくするために、水にひたして洗います。


その19

ぶどうジュース染めを紹介していきます!ボウルに染めたいものがすべて浸るくらいまでジュースを注ぎます。


その20

さきほど水で洗った布などをぶどうジュースの中に浸して染めていきます。★ゴム手袋をつけると手が汚れないですね!


その21

染める時間は20分以上をおすすめします!こちらは30分後に取り出してみた布です。


その22

透明になったミョウバンをいれた媒染液に染めたものを入れていきます。


その8

5分~10分後、媒染液から出してよくしぼってから広げてみましょう!

ぶどうジュースのたたみ染めはこんな模様になりました♪


動画では、ぶどうジュースの他に紅茶染めも紹介しているので、ぜひ動画も見てくださいね!




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保護者様へ

本日は、材料をご準備いただき、誠にありがとうございます。
このカリキュラムでは、日々の生活で身近なものを使って染めることでどんな色がつくのか(または染まりにくいのか)体感し、
洋服やハンカチなど自分たちの日用品にもどのように色がつけられているのか想像することにつながっていきます。
染めたものは一度陰干ししていただき、しっかり乾燥させたあと、においが気になる場合は多少色落ちはしますが、水洗いいただくと抜けてくるかと思います。

染色を通して、絞り染めなど偶然できる模様から、意図しない偶然の形に美しさを感じたり、面白さを見つけていきます。
また、模様の色や美しさだけでなく、草木など様々な素材を何と組み合わせるか(媒染)、化学反応を利用したもので、どのように染まるのかやってみないとかわからない非常に奥が深い分野です。
子ども達が自分たちで工夫して染め上げる喜びを感じ、思わぬ色合いになることで、身の回りのいろいろなものに興味関心が広がるきっかけになります。

こんなときはどうしたらいいの?

◎ミョウバンがお家にない場合
お掃除にも使う「クエン酸」でも色止めの効果があります。
分量:1リットルの水に大さじ一杯のクエン酸

*紅茶やコーヒーで染める時は、1リットルの紅茶・コーヒー液に大さじ一杯の塩を入れて溶かしてから染めても、色止め効果があります。

◎あまり染まらない‥
染める布などの素材にポリエステルやナイロンが入っていると染まりにくくなります。
どんな素材が染まりやすいか、染まりにくいか、いろんな素材で試してみてくださいね。

◎染色液が床などに溢れてしまった
時間がたたないうちにすぐ拭いてください。
食器用洗剤で落ちやすくなる場合もありますので試してください。
まず、染色を始める前にこぼれてもよいようにしっかりと養生しておくことが重要です。

◎模様がつかなかった
布を開くまでどんな染まり方をするか分からないのが染色の醍醐味です。模様があまりつかない仕上がりになることもあるでしょう。もう一度、先ほどよりも絞りを強くして、上から別の色で二度染めすると模様がつくかもしれません。その際にはついた模様の隙間から最初に染めた色が見えて面白い仕上がりになります。

 

 



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ねらい・目標 

●なぜ、どのようにして染まるのか、染まるという現象を体験してみます。
●どんな材料が染まりやすく、逆に染まりにくいのか、実際に試してみましょう。
●絞り染めの楽しさ、模様の美しさ、偶発性の面白さを体感しましょう。
●ハンカチなど身近なものを染める楽しみから、日常に彩りを取り入れ、豊かなものにしていきましょう。

【幼児】
お家にあるものを使って染めることを体感し、模様の美しさを感じましょう。
身近なものに対して、新たな視点を持つことで興味を広げていきます。

【小学生以上】
どんなものならより染まるのか、あまり染まらないのか、試行錯誤してみましょう。
模様の美しさを味わいながら、染まる仕組みを知り、化学反応への興味関心を深めていきます。

準備するもの 

●焼みょうばん(スーパーの食品コーナーで購入) を用意しておく
●予備のハンカチ、サラシ、手拭いなどあると良い
●絞り染めやたたみ染めに使う 割り箸、輪ゴム、ビー玉など
●洗面器、または ボウル(2つ以上)
●ビニール手袋
●机の上に敷くシート

 

下準備 

●焼みょうばん(スーパーの食品コーナーで購入) は水で溶くのに時間がかかります。お湯だと早いです。水で溶く場合は30分前ぐらいには溶いておくと良いです。

 

環境・時間設定 

●環境設定
机や床で行う場合は周りを片付けましょう。
【染色】なので、汚れても服装で取り組みましょう。
ソファやカーペット、クッションなど周りに染色液がつかないように気をつけましょう。
※ついた場合は洗剤などで落とせる場合があいます。
事前に新聞紙や大きなビニール袋を敷いたり、
ぞうきんなどを置いておくといいです。

●時間設定60〜70分※おおよその時間です。
布の準備、染色液の準備
(輪ゴムで止めたりする時間) 15〜20分

媒染液(お湯+みょうばん)をつくる
染めるものを軽く水で濯ぐ      5分

染色液につける 20〜30分

媒染液につける5〜10分

軽く水洗いをして完成
※2度染をする場合は
もう一度染色液につける→媒染液につける→水洗いです。

注意する点

机や床で行う場合は周りを片付けましょう。
【染色】なので、汚れても服装で取り組みましょう。

媒染液を作る際、お湯を使うときはヤケドをしないように注意してください。

染色液が周りのものについたりしないように注意してください。
事前に机や床を片付けて
新聞を敷いたり、ビニール袋や机シートなどを敷くと良いです。

染色液の中には匂いがキツいものもあります。
嗅覚が敏感な方は注意して換気などをしながら行いましょう。

染色したものを干す時、紫外線で色が消えてしまう場合があります。お部屋の中、又は陰干しがおすすめです。

様々な染色液で検証

何が染まって何が染まらないのか【実験的】に行ってみましょう。
やったけど染まらない!ってこともあります😭

ちなみに、お醤油は全く染まりませんでした。
中にはにおいがきついものもあるので換気等してください。
染色をしたものを干す時、紫外線で色が消える場合があります。干すときはお家の中や陰干しがいいです。

染めたもの
100円ショップのハンカチやハギレ
染まりやすい素材…綿、麻、絹、レーヨン、ウール
染まらない素材…ポリエステル、ナイロン

トマトケチャップ、ファンタ、青汁

ケチャップ※においがキツイです。
みょうばん 200mlに大さじ1
20分染め →みょうばん20分→20分染め

ファンタと青汁
ブドウ系はやはり染まりやすい。

ケチャップ★豆乳処理(下処理アリ)
タンパク質に染まるため、染色液に入れる前に豆乳に浸しています。
豆乳20分→染め20分→みょうばん20分→染め20分

ブドウジュース、グァバジュース
ハンカチを水で濡らしてしぼる
→染め20分→ミョウバンor塩に20分→染め5分つける(やらなくても)→水で洗ってしぼって干す。

↓染まった様子。
ブドウジュースはきちんと染まる。
グァバジュースは染めてる間はピンクっぽく見えましたが、洗ったら全く染まっていませんでした。

玉ねぎ
★染液を作るのに時間がかかります。
玉ねぎ1個分の皮を水150mlくらいに3時間ほどつけました。
さらし布を水で濡らしてしぼる→染液に20分→ミョウバン液に20分→染液に5分→水で洗ってしぼって干す。
※サイトを参考に染めました。
お湯を使ったり、電子レンジで温めるとより早く染められます。
玉ねぎの場合はミョウバンの方が鮮やかな黄色ります。

かき氷シロップ
結論でいうと全然染まらない。
100円ショップのガーゼハンカチ 3枚入り
20分つける
→20分 みょうばんにつける。
つけた直後はそこそこ色が付きますが、においがきついです。
成分としては着色料なので、自然物ではないです。
においについては水洗いをすれば抜けますが、色も抜けます。

うこん(ターメリックパウダー)
うこん(ターメリックパウダー)
水に溶かしてつけたらすぐ染まりました。

ブルーベリージャム、ハイビスカスティー
・ブルーベリージャム(お湯と1:1でレンジでチン)
・ローズヒップハイビスカスティー
ハイビスカスがピンクに染まるらしいです。

琵琶の葉、薄黄緑は乾燥パセリ、墨汁