こんにちは！あゆみ先生です。

さて、今日は私が「大人になってから気付けた大切なこと」についてお話したいと思います。
私は大人になってから1年半ほどアメリカで暮らしていました。
その時に通っていた英会話学校でのことです。
クラスには沢山の他の国から来た人が在籍していました。
そこでまず感じたことは他の国から来た人の積極的な姿勢でした。
授業中、先生の問いかけに対してみんなどんどん手をあげ答えます。
英語の使い方が間違っていても、まずは自分の意見を発表していました。
もし間違った英語を話していたとしても、そこで先生が正しい英語の使い方を教えてくれます。
学ぶにはもってこいのチャンスです。
それなのに私は「間違い」をすることが恐くて全く積極的になれず手もあげられず、
更にはクラスメートとの意見交換にも発言できずにいました…
自分の中で「間違うことは恥ずかしいこと」という強迫観念がどこかにあったのです。
振り返ってみると、過去に間違いをからかわれた経験が根元にあるんだと気付きました。

しかし、授業に何回か出席する内に、周りからの刺激を受け私も積極的な姿勢で学びたいという欲がムクムクと出てきました。
まずは、間違えてもいいから勇気を出して手をあげて意見を発表すること、会話に参加することをおそるおそる始めてみました。
すると、相手も私の言葉を理解してくれようと話を聞いてくれました。
間違いを笑う人は誰もいませんでした。
「ここはこういう言い回しが便利だよ」「発音はこうするともっと良くなると」と教えてくれたり、
どうしても分からない問題があって困っていると、「どうしたの？手伝おうか？」と声をかけてくれるようになりました。
なにより１番嬉しかったのは、友人ができたことです。

「間違い」をすることで「正しい」ことを知り、
その間に周りとコミュニケーションが取れて、自分とは違った意見も聞くことができる。

「間違うことは恥ずかしいこと」
そんなことはないんです。
成長できるとてもとても大きなチャンスなんです。
そのことを私は大人になってから気付きました。

美術教室のみんなの中に、もし私と同じように、
「間違えるのが恐い…」と思っている子がいたら、
「間違うことで成長することができる」ということことに気付いて、
沢山のチャンスを自分からどんどん掴みとってほしいと願っています。

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