「カクテルパーティ」心が動く瞬間!

先日の幼児カリキュラムは「カクテルパーティ」

カラーペンでプラカップの底を塗って、そこにお水を注ぐと色水に大変身します!この瞬間子ども達からは「わあ〜〜!!!」っと歓声があがります。

「これとこれを混ぜたら何色になるんだろう?」「どこまで混ぜるとこの色になるのかなぁ?」と子どもなりに疑問や予測をたて、「わあ、こんな色になった!」「すごい!」「魔法みたい!」などなど、驚きや感動などの体感を伴いながら混色を学んでいきます。

こういう心が動く瞬間が学びの原点となります。

 

まずは水色、ピンク、黄色の色水を作り、この3色から何色ができるか体感していきます。

緑色ができた!

水色と黄色で緑。ピンクと水色で紫。黄色とピンクでオレンジができた!と見せてくれました。

同じ緑色や紫だけど、混ぜる分量が異なると少しずつ色味が違います。そんな微妙な違いにも教えなくても子ども達は気がついていきます。「なぜ?同じ色を混ぜたのに、ちょっと色が違うの?」

この『なぜ?』がとても大切です。

なぜなんだろう?不思議だな。もっとこうしたらどうなるんだろう?と自分なりの仮説をたてて、実験を繰り返していく様子は、まるで小さな研究者です。『なぜ?』が考える力や物事を深める力に繋がっていくのです。

大人の皆さんも昔学校の授業で習ったこの『色相環』。遊びの中から自分で発見して学んでいけると色への興味もぐんと広がっていきますね!

この2人は自然と同じ色の仲間ごとに並べてみています!一色一色から全体を見る力に繋がります。例えば絵を描く際も、一色塗った後、全体を離れてみてどうかな?という風に全体を見る事ができると、細かい部分だけを見ている時は気がつかなかったことに気がつく事があります。物事を俯瞰で見られるという事ですね。こういった仲間分けやカテゴリー分けができると「つまりどういうこと?」といった、物事の本質を見つけられる深い学びになっていくのです。

ただ並べるだけではなく、その子なりに何かに【見立て】を行う子もいました。とっても頭が柔らかいです。見立て遊びは想像力を高めます。

これは「観覧車」

これは「おふろに入っているところ」

並べ方も発展していきます。もうタワーになっていますね!面白い!

この子は鮮やかな色に反応して、沢山美しい色を作っていました。

その子なりの興味関心が広がった時間となりました。大人がアレコレ教えなくても子ども自ら学んでいけるんですね!


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