我が子のできないところではなく できたところを見よう

今日はこんなテーマで。

我が子のできないところって何であんなに良く見えるんでしょうかね?これって本当に不思議です。

 

それは親はみーんな我が子に期待をしているから。

 

期待があると、周りと比べて我が子の不出来なところがより際立って見えるんです。そして不安になるからできないところ足りないところばっかりに目がいくようになるんですね。

 

子どもではなく親自身が不安だから。

 

そもそも人間は良い部分を見つけるより悪い部分を見つける方が得意だったりします。

「〇〇ちゃんはもうあんな事もできるんだ!」「⬜︎⬜︎くんはこんな事も覚えているんだ!」などなど‥

美術教室に来てくださっている保護者の方からも「ウチの子はまだ〇〇ができなくって‥」「ウチの子は〇〇ができないですけど、大丈夫でしょうか?」という言葉をよく聞きます。

 

周りと比べるととても焦りますよね。「何で何回言っても出来ないの!?」「何でウチの子は?」「何で」って‥

出来ない部分や足りない部分を見てしまうと、我が子の良いところが途端に見えなくなってしまいます。どんどん視界が暗ーい暗ーいモヤの中に入ってしまうかのように。

 

出来ないところ、足りないところを補おうと親が頑張れば頑張るほど、良い結果は生まれず、逆に子どもの自尊心を傷つけてしまうのです。「こぼすよ!」と注意するとこぼす 「転ぶよ!」よ注意すると本当に転ぶ みたいな感じでしょうか。その後続く「ほら言ったじゃない」っていうお母さんの言葉に子どもはこっそりと傷ついているんです。「出来ないぼくはダメなんだ」と心に深く傷がつき、その傷は大きくなっても大人になってもそのまま‥という事もあります。

親の自己肯定感が子育てにも影響するという話を聞いたこともあるかも知れませんが、大人になって自己肯定感が低い自分に気が付いたら、幼少期にこのような傷ついた経験があったのかもしれません。 自己肯定感についての以前のブログ→なぜ美術教室で『自己肯定感』が育つのか?

 

 

心理学では他人を変えることはできないと言われています。変えられるのは自分自身です。

考え方を変えると途端に子どもへの見え方が変わります。私も自分自身に常々(呪文みたいに(笑))言い聞かせています。

 

そしておススメしたいのは‥ ぜひ周りと比べてできない部分も「今はまだ」と考えてみてください。ウチの子「今はまだ」出来ないだけなんだと思えると少し楽になりませんか〜〜。

 

そして出来ない今の「点」ではなく、

・・・1年前、半年前、3ヶ月前、今、3ヶ月後、1年後・・・の「線」で見ていくと、ああウチの子前より成長してるじゃん!!と必ず思えるはずです。

 

美術教室でもちょっと育ちがゆっくりな子も、縦の線で見ると、あああ成長してるなあ〜!と思う事が沢山あります。教室でお子様のスケッチブックをぜひ見返してください。その時その時の点が成長の線になって見えてきます。

 

そしてその成長をお母さんお父さんに伝えて、一緒に成長を喜びたいですし、一緒に見守りたいなあと思っています。

私も今日教室で出会う子どもに沢山「できたね!」を伝えていきたいです。


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