『非認知能力』とは?人生を豊かにする力

認知能力と非認知能力について

◆『認知能力』とは・・・? 読み書き・計算力などの数字で測れる力のこと。つまりはIQのことです。

幼児教育では『認知能力』に眼を向けがちですが、今『非認知能力』に注目が集まっています!美術教室にお子様を通わせる保護者の皆様もぜひ知っておいてほしい言葉です。

 

◆『非認知能力』とは・・・? 眼に見えにくい力のこと。「EQ」と呼ばれています。

・人と協力する力・粘り強く取り組む力

・好きな事に集中する好奇心

 

 

文部科学省でも幼少期に育みたい能力として打ち出されています。〜文部科学省HPより抜粋〜

新しい学習指導要領が目指す姿 「育成すべき資質・能力」(幼児期〜高等教育まで)

①個別の知識・技能

②思考力・判断力・表現力など

③学びに向かう力 人間性など

 

ここでいう③の→   学びに向かう力のこと → 『非認知能力』と言われています。

 

★具体的には「頑張る力」「自ら進んで取り組む力」のことです。

大人になって仕事をする際にも、逆境に強くなったり、周囲の人と協力出来たり、生きる力』として一生の財産となる力のことを指しています。 (学歴 年収 幸福度にも影響があると言われています。)

 

 

また、『非認知能力』は子どもが元々持っている性格や気質に関わらず体験や環境に合わせて新しく身につけられるスキルで、伸ばしたりできると言われています。

幼児期や低学年などの人生の早いタイミングで身につけると良いとされていますが、いつからでも身につけられるスキルです。幼少期に身につけておくと、勉強に対しても自ら学んでいくことができるのです。

ただ、うちの子はもう高学年や中学生だわ、もう間に合わないわ!!というわけではありません。気が付いた今この瞬間からが親や大人の意識を変えるきっかけとなると私が思っています。小さな気付きが、数年後には子どもの大きな成長へと変えてくれます。

 

 

では『非認知能力』を伸ばす為に、親や周りの大人はどう環境作りや声掛けをすれば良いのでしょうか・・・?

まず大切なのは非認知能力を培う為の土台です。非認知能力を培う土台=愛着関係のある環境を土台にして育まれていきます。※愛着関係とは大切な大人と築く安心の基地のことです。

安心の基地ができる事で、子どもは外にぐんぐんと芽が伸びていきます。そして夢中になる経験や遊び込む体験を通して主体性や意欲、頑張る力が育っていきます。大人は子どもが遊び込める環境を作ることが大切です。積み木やブロックやお絵描き、ハサミちょきちょきなどなど素材は何でも大丈夫、子どもが好きなものが良いです。小さい成功や頑張りが積み上がることで、子どもの自己肯定感が育まれ、そこから非認知能力は伸ばされていくのです。

過去ブログ(この辺も一緒もぜひ読んでください)

「なぜ美術教室で『自己肯定感』が育つのか?」

「夢中になるってステキ」

 

 

美術教室では子ども達が主役です。教師はそれをサポートする役割です。子ども達ひとりひとりが興味がある事見つけ、それを主体的に行える環境作りをサポートします。そして制作に入れば、試行錯誤する様を見守る事で、非認知能力を伸ばすきっかけを散りばめています。時には先生も一緒になって思いっきり遊びます!

こういった体験を幼少期に思いっきり行う事で、伸びる力が『非認知能力』なのです。

 

 

おうちで伸ばすなら、お手伝いも良いと言われていますね〜!お手伝いについては沢山の教育家の方がその効果を唱えています。お手伝いをする事で、自発的にやる気持ちや段取り力を育て、自分が家族の一員であるということを実感できるのです。

 

 

まだまだ書きたいことはありますが・・・長くなってしまうので、非認知能力についてはまた今後のレッスンの様子や子ども達の制作風景を絡めながら、解説していきたいと思っています!また次回!

 


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