こんにちは!
まきまきせんせいです。
幼稚園や学校、ご家庭、職場での過ごし方にも、気をつかう日々だとお察ししています。
その中で、美術教室へのご理解とお力添えもいただきありがとうございます。
美術教室でも、予定通りの教室レッスンが行えられないことも出てきました。
本会では、オンラインレッスンを常時行なっています。オンラインレッスンを通して、はなれていても温度を感じる、かかわりの時間になればと願っています。また、お休み中のお友達やご家族のご兄弟皆様にも、オンラインの楽しみ方のきっかけや最初の一歩として、お試しでのご見学、体験参加も大歓迎です。ぜひ、お誘いください(^o^)
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という事で、今週のハイブリッドオンラインレッスンの中から、チョークアートをご紹介します。
【小学生】チョークアート
最近、カフェやレストランなどで、黒板を使った看板を見かける事があります。
黒地に白い文字でメニューが描かれ、色鮮やかな絵柄が目にも楽しい看板で、チョークアートと呼ばれています。
チョークアートアートの看板の発祥は、イギリスにてチョークで描かれていたものだそうですが、それが、海を渡り、オーストラリアでは、オイルパステルなどのチョーク以外の画材が使われたことで、色鮮やかなものへ発展されたそうです。
チョークアートの絵柄には、いくつかの絵画技法が含まれています。少しずつ色味が変化していく「グラデーション技法」、光と影を表現する事で立体感を感じさせる「陰影法」です。これらは、美術教室での絵画レッスンでも学ぶ機会のある基本的な技法です。実は、街中で目を惹く鮮やかで楽しい看板にも、絵を描く時のテクニックが隠れているのですね。
今回の制作では、子ども達も使い慣れている画材のクレパスを用い、黒い画用紙や段ボールに描きます。
●ご用意するもの:描きたいフルーツや野菜など、20×30センチ程度の黒い画用紙 または段ボール板(段ボール箱を切り開いたものでOK)、クレヨン(クレパス、幼児さんの時に使っていたものでOK)
黒い画用紙がなくても、クラフト色の段ボールを切ったものや、濃いめの色画用紙でも大丈夫です。また、少し描きにくですが、折り紙の黒でも練習用には使えます。
クレヨンは、白色が濃く描けるものがおすすめです。詳しく言うと、「クレヨン」よりも「クレパス」と言われるものの方が向いています。柔らかくて不透明なので、しっかりと塗り込めて重ね塗りに向いています。
飾り付けに、模様つきのマスキングテープがあると、おしゃれになります(^V^)
それでは、描いてみましょう!
チョークアートでは、まず下地作りをします。
白のクレパスを使い、形を描いて中を塗り込みます。真っ白のシルエットを作る感じです。
下地ができたら、色をのせていきます。
ここがポイント!
立体感を出すために、色の濃さ(明暗)を利用して塗っていきます。
同系色を明暗の順に並べていくことがコツです。
ポイント1「色のきょうだいを見つけよう」
クレパスのセットの中から、近似色(似た色のなかま)を見つけてみましょう。例えば、赤と桃色、青と水色、黄色とだいだい色、緑と黄緑色などです。似た色の組み合わせを「◯◯色のきょうだい」と名付けます。箱に入っているクレパスの順番もそのヒントになります。
また、描きたいモチーフによっては、むらさき色と赤と桃色、赤とだいだい色と黄色など、色のきょうだいの選び方の種類は変わっていく事でしょう。どの色を組み合わせてみようかと、考えて選んで使ってみましょう。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 色の仲間表を作ってみました! ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
ポイント2「明るい色味から暗い色味までを作ってみよう」
クレパスでの混色(色まぜ)をします。まずは、色のきょうだいから、明度の高い色(明るい色)から明度の低い色(暗い色)を見つけてみましょう。さらに、色のきょうだいに白のクレパスを足して、色の階調(グラデーション)を作ります。お互いの色を混ぜてさらに中間色を作り、色のきょうだいを増やしてみましょう。
ポイント3「陰影をつけて立体感を感じる描き方を工夫してみよう」
色のきょうだいを使った色の明暗を利用して陰影を描いていきます。光が当たっている明るい部分、影になっている暗い部分を見つけて描き分けてみましょう。描きたいモチーフに立体感(奥行き)を感じ、表現していきます。
まきまき先生は、段ボールに雪だるまを描いてみました。
ころんとした立体感のある雪玉が描けました(^0^)
りんごも、チャレンジ!
美味しそうに描けたかな〜〜
カリキュラムの詳しいページは、こちらです。
さまざまなモチーフも紹介されていて、とっても分かりやすいですよ(^^)
皆さんもぜひ、制作してみてくださいね。
投稿日 : 2022年1月28日