動く工作とプログラミング的思考

動く工作とプログラミング的思考

こんにちは、 美里先生です!

少し前の幼児カリキュラムで「くいしんぼっちゃん」というお口をもぐもぐ動かすことができる工作をしました。

この工作の醍醐味は、「どうしたら動く?」という「目的」の為に、素材を組み合わせてどう動くのか、その仕組みや「過程」を考える事です。

 

さてさて、2020年度から小学校教育においてプログラミング教育が必修化されました。

実際にプログラミングの授業をやる前に、私が気になるのが「プログラミング的思考」という言葉‥!

 

○Eテレの番組「テキシコー」でも「プログラミング的思考」という言葉が!

○現在小2の息子が読んでる『アベベのぼうけん』(上)(下)という、プログラミングの本にも「プログラミング的思考」という言葉が!!

 

とっても気になる「プログラミング的思考」という言葉。

新学習指導要領の中で文部科学省は『プログラミング的思考』を下記のように述べています。

「自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組み合わせが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組み合わせをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力」

と述べています。

(引用)小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について(議論の取りまとめ)

 

↑文部科学省のサイトを読んでみると、プログラミングが必修となっても大切なのは実際に難しいコーディング作業を覚えることではなく、その考え方を身につけていくということらしいです!

 

ちなみに息子が読んでいる「アベベのぼうけん」絵本では、プログラミング的思考力についてわかりやすく紹介されています。
・プログラムを解読する力
・手順を組み立てる力
・頭の中でシュミレーションする力
(引用:小学館)

 

ここで美術教室で行った「くいしんぼっちゃん」を「プログラミング的思考」〜的に考えてみましょう。(ややこしい!)

牛乳パック(コピー紙)と、画用紙(コピー紙)と、割り箸を使って、もぐもぐという一連の動きを実行させる為に、どの素材をどういう順番で組み合わせ、その過程をひとつひとつ合わせていく事になります。

具体的には‥

○牛乳パックを切ってトンネルを作る(コピー紙でトンネルを作る)

○細長い画用紙を半分に折る

○割り箸をつける

○割り箸をつけた細長い画用紙がM字になるように折り返す

○トンネルになった牛乳パック(コピー紙)に割り箸を差し込み、画用紙を2箇所セロハンテープでとめる

○割り箸を前後に動かすことで、もぐもぐという動きの完成!

 

みなさんが普段教室で行っていること事態そのものが、「プログラミング的思考」の土台作りとなっていることがわかりますね〜。

面白いです!

 

こういったことをワクワクしながら繰り返すことで、「目的」と「過程」を明確にする力が身に付き、様々な物事を合理的に考えられるようになります。

小さい時から考えるクセをつけていくことが大切なようです!今のたくさんの経験が学びに繋がっていくことでしょう〜♪

みんなを見習って私もたくさん学ばねばです!ではまた次回!