じゆうそうが 2021/11

★動画 5分39秒
★動画+制作時間目安 60分~70分
☆くれよん、えのぐ、カラーペン、すきなどうぐで、かきたいものをかいてみよう!
☆子ども自身で、好きな画材を選び描きたいものを見つけて、自由に画用紙に表現していきます。
【カリキュラム作成】三石 松沢 菊地順子 望月 山口 吉田
使うもの1=(トントン・ペト教室)教材セットに入っているもの
*今回は、お渡しする教材はありません。
次項の「使うもの2」の方をご確認の上、ご用意ください。
【編集責任者】山口
使うもの2=お家で準備していただくもの
○スケッチブックまたは画用紙
○クレヨン
○カラーペン
○絵の具セット
○水バケツ *倒れにくい空き容器等でもOKです
○ぞうきん
あるといいもの
○コピー用紙(A4やA3くらいのサイズがおすすめ) ※おえかき用紙をおかわりしたい時に使用します
始める前のじゅんび
○エプロンはつけたかな?
ない場合はよごれてもよいふくをきよう
○つくえの上やテーブルの上にシートをしいておこう
【編集責任者】山口
せいさくのしかたピックアップ
その1
クレヨン、カラーペン、えのぐ、おりがみ、すきなおどうぐなんでもつかってOK!
スケッチブックやがようしにじゆうにおえかきしちゃおう!
その2
なにかこうかな?ちょっとはずかしいなというおともだちもあんしんしてね。
せんせいたちは、どんなおえかきでもみんなのさくひんがだいすきです!
その3
きょうはいちまいのがようしをだいじに、じっくり、ゆっくりおえかきしてみてね。
どんなおえかきかこうかな?なにをつかってかこうかな?さっそくかいてみよう!
その4
カラーペンは…
その5
クレヨンはいろまぜもできちゃう!
その6
えのぐとくみあわせると…
その7
えのぐのいろまぜにもちょうせんしてみてね。(参考:えのぐモリ森 )

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【編集責任者】望月
保護者様へ(カリキュラムについて)
今日のお絵かきは自分の好きなものを、好きな方法で描きました。
芸術による教育の会では『自由想画』といって、とても大切なカリキュラムだと考えています。
自由って何でしょうか?
実は与えてもらうのではなく、主体性を持つこと。そして自立することだそうです。子育ての最終目標も自立させることだと言われていますね。
教えられた技術を出来るようになることだけでなく、自分の感覚や判断で見る力、自分なりの工夫で表現する力を育むことが美術を通して出来ることだと思っています。自分の中から出てきた表現を信じることができる人はとても強いんです。
子どもたち一人ひとりが違う世界を持っています。その1つ1つが表現として現れるように教師は引き出す工夫をしていきます。
その子だけの特別なお絵かきの世界をどうぞ一緒に喜んでください。
自分の表現をおうちの方に褒めてもらえることで子どもたちは自信がつき、もっと色んなことをやってみたいという気持ちになれると思いますよ。
また今回はお絵かきの道具の使い方も学びました。
初めて道具を使う子たちにも分かりやすいように、アニミズムといって道具を擬人化する方法でお話をしました。道具に感情移入して描くので、クレヨンや筆などの道具一つひとつに興味を持ってそれぞれの使い心地を体感してくれたのではないかと思います。
以前から美術に通ってくれている子たちには、これはどうやって使うんだっけ?なんて質問しながら道具の使い方をおさらいしていきました。もう分かっている子は元気に教えてくれますし、分からない子のお手伝いをしてくれたりと頼もしい場面も見られました。
お家でもぜひ、今日はなにでお絵かきしたの?と聞いてみてください。こんなふうに使うんだよ!と得意げに教えてくれるかもしれませんね。
【編集責任者】松沢
保護者様へ(こんなときは・・・?)
◯ぐるぐる描きをずーっとしている。
お子様が繰り返しぐるぐる描きをしていると不安になってしまうこともあるかもしれませんね。
でも、ご安心ください!お子様は立派にその行為を楽しんでいます(^^)
小さい頃にぐるぐる描きをたくさんしたお子様ほど、描くことが好きになる子が多いんです!
ぜひお家の方も一緒になって、「わあ!」「気持ち良さそうだね〜!」など、その子のぐるぐるに共感したり、寄り添ってみていただけると、自分のやっていることを面白がってくれるということがわかって、安心して絵が描ける心境につながります。思い切りぐるぐる描くことを楽しみきることで、次のお絵描きの楽しみにもつながっていくことでしょう。
◯描いた上から絵を汚して消している。
「よごし」(絵を汚くする、ごしごしこすって汚すなど)は子どものイライラを表すと言われています。欲求不満、嫌なことがあった、優しくしてほしい、いじめられた時などに「よごし」をします。よごしは、無意識にお母さんを呼んでいるサインであると言われています。
「びじゅつのまほう2 」より抜粋
これだけ聞くと、「よごし」は悪いことのように聞こえてしまうかもしれませんが、「よごし」として自分の心を表現できるのはとっても良いことなんですよ(^^)
無意識のイライラや攻撃性が、絵を描くことにより発散され情緒が安定しますので、我慢せずどんどんやってもらえると良いですね!
実際に教師は、「わあー、気持ちよさそうだね~!ぐるぐる、ごしごし、なんだろう?どう?もっとやってみる?」など
子どもに寄り添う気持ちで聞いたり、声掛けをします。
おかわりのコピー用紙などを渡してあげて、気持ちがスッキリするまでごしごし汚してもらうのもとってもオススメです!
◯描かない。
描かない時には、何かお子様なりの描かない理由があるのだと思います。
今は描きたくない気分、何を描いていいかわからない、上手く描けるか不安、など様々な理由が考えられます。
描かないお子様を前に無理に描かせようと一生懸命にならなくても大丈夫です。お子様の気持ちに寄り添いながら描きたい気持ちになったらでいいよ、という姿勢で待ってみるのはいかがでしょうか?その間に、クレヨンくんで遊んだりお話しを聞いたりして、リラックスした雰囲気でいていただけるだけで十分です。
何か形を描かなくても、クレヨンを持って線を引くだけでも大丈夫です!クレヨンくんとお散歩してみる?走ってみる?飛んじゃおうか!など描く前の準備体操として遊んでみるのも楽しいかもしれませんね。
今回描けなくても、なんとなく楽しかった気持ちが残るだけでも次回やってみようという気持ちになります。
何か描かせなきゃ!と焦らなくて大丈夫です。楽しく遊んでいるうちに描けてしまったという雰囲気を体感してもらえると嬉しいですね。
◯ちょっと描いてどんどんスケッチブックをめくって描きたがる。
発散が足りない子や、実験が大好きな子は何枚も描くことが必要な場合もあります。そんなときはコピー用紙などの紙を用意して、気が済むまで描いてもらいましょう。
描くたびに何か変化が起こるかもしれません。その場合は、変化に気づいていることを言葉で伝えてもらえると、お子様も見ていてもらえていることに安心して心地よい時間を過ごすことができるでしょう。
その子の絵についてお話を聴いてみるのも良いコミュニケーションがとれて効果的です。質問したり話しているうちに絵の中のお話が展開してきて、いつの間にかひとつの作品に集中してじっくり描いていた!なんてこともあります。
◯字をいっぱい描く。
字を覚えたての頃などによく画面に字や数字などを書く事があります。受験期の幼児にも字が現れる事があります。お子様にとっては「みてみて、こんなに書く事ができるんだよ。ほめてほめてー!」という素直な気持ちが意識の中にあります。
否定することはせず、コピー用紙などにたくさん書かせてあげることで気持ちが満足していきます。
◯同じクレヨン一色でどんどん描き進める。
暗い色で描いていたり、あまり色を使っていなかったりすると、心配になる方もいらっしゃいますね。
色にはお子様の感情が溶け出していると考えられています。
もしかしたら少し甘えたい気持ちがあるのかもしれませんね。もしお子様にそういった様子が見られるようでしたら少し甘えさせてあげても良いかもしれません。
でも、重要なことは心理分析だけではありません!
むしろ、黒や茶色で塗りつぶすことで、甘えたい気持ちを発散してスッキリしている場合も多いです。
また、お絵描きで気持ちを表現してくれているということは、それだけ「ありのままを出しても大丈夫」と思えている証拠です。
お子様が安心して制作できる環境や信頼関係ができていることは素晴らしいことです!
そして、お子様には自信をもって「ありのままを表現してくれてありがとう」という気持ちで接していただけると嬉しいです(*^-^*)
【編集責任者】望月(過去カリキュラムを参考にしています)