じゆうそうが 2020/11

★動画 2分37秒
★動画+制作時間目安 60分~70分
今日のお絵かきは自分の好きなものを、好きな方法で描きました。
芸術による教育の会では『自由想画』といって、とても大切なカリキュラムだと思っています。
使うもの1=材料 (WEB美術教室の皆さまは、送付セットに入っているもの)
今回は送付材料はありません。
使うもの2=道具 (WEB美術教室の皆さまは、お家で準備していただくもの)
○スケッチブックまたは画用紙
○クレヨン
○カラーペン
○絵の具セット
○水バケツ
○ぞうきん
○その他使いたいお道具なんでもOK
始める前のじゅんび
○エプロンはつけたかな?
ない場合はよごれてもよいふくをきよう
○つくえの上やテーブルの上にシートをしいておこう
せいさくのしかたピックアップ
どの道具でかこうか迷いますね!
今日はいつもつかっている道具のおさらいをしましょう!
クレヨン
クレヨンはこまかいおえかきはむずかしいけれど、
ゴシゴシしたり、ぐるぐるするととてもきもちいんだ!
色も重ねられるんだね!
カラーペン
次はカラーペン!
キャップを頭の上につけてさあ、かいてみよう!
クレヨンにくらべて、せんがほそいね!
いろんなもようがかけちゃいそう!
にじにしようかな?チェックにしようかな?
えのぐ
最後は絵の具さん!
筆さんをお水につけて、バケツのおくちでなでなでできたら
すきな色にぐ~るぐる!色がついたかな?
ゴシゴシしてもいいし、チョンチョンもできるね!
カラーペンみたいに細かい線はかけないけど
シューっととてもきもちいね!
どれからはじめてもOK! 他にはおりがみや、のりも使ってOK!
自分のすきなもの、じっくりおえかきしちゃいましょう!

↑
アルバム投稿はこちら
上のボタンをクリックしてね
保護者様へ
今日のお絵かきは自分の好きなものを、好きな方法で描きました。
芸術による教育の会では『自由想画』といって、とても大切なカリキュラムだと思っています。
自由って何でしょうね?実は与えてもらうのではなく、主体性を持つこと。そして自立することだそうです。子育ての最終目標も自立させることだと言われていますね。
教えられた技術を出来るようになることだけでなく、自分の感覚や判断で見る力、自分なりの工夫で表現する力を育むことが美術を通して出来ることだと思っています。自分の中から出てきた表現を信じることができる人はとても強いんです。
子どもたち一人ひとりが違う世界を持っています。その1つ1つが表現として現れるように教師は引き出す工夫をしていきます。
その子だけの特別なお絵かきの世界をどうぞ一緒に喜んでください。
自分の表現をおうちの方に褒めてもらえることで子どもたちは自信がつき、もっと色んなことをやってみたいという気持ちになれると思いますよ。
また今回はお絵かきの道具の使い方も学びました。
初めて道具を使う子たちにも分かりやすいように、アニミズムといって道具を擬人化する方法でお話をしました。道具に感情移入して描くので、クレヨンや筆などの道具一つひとつに興味を持ってそれぞれの使い心地を体感してくれたのではないかと思います。
以前から美術に通ってくれている子たちには、これはどうやって使うんだっけ?なんて質問しながら道具の使い方をおさらいしていきました。もう分かっている子は元気に教えてくれますし、分からない子のお手伝いをしてくれたりと頼もしい場面も見られました。
お家でもぜひ、今日はなにでお絵かきしたの?と聞いてみてください。こんなふうに使うんだよ!と得意げに教えてくれるかもしれませんね。
こんなときはどうしたらいいの?
〇ぐちゃぐちゃにしちゃう子
絵の具楽しいね たくさん色があると、どんどん混ぜたくなっちゃう。
画用紙の上でぐるぐるぐちゃぐちゃ… どんどん変わっていくからワクワクする…。
「えのぐ 楽しいね〜」と共感しながらやりきったタイミングを見て新しい画用紙を渡してあげましょう。汚しに満足したら、具体的な形を描く場合もあります。
スケッチブックを何枚も使おうとする子には大切な紙だから 1日1〜2枚と説明し、それ以上は100均の画用紙やコピー紙を渡すと良いですね。
〇早く終わっちゃう
チャチャッと描いて「出来た!」と持ってきてくれる子。満足そうな顔なら会心の出来なのでしょうか。いいね〜と共感しながらお話を聞くと、またイメージがひろがって描きたいことが出てくるかもしれません。
また、元気ない、やる気を感じられない場合、心身の疲れなどが原因の場合もあります。体調の様子も気にしてあげましょう。
幼稚園行事、家庭の事情、お友だち関係など幼児さんにもストレスはあります。体力がないので幼児はすぐ疲れてしまいます。頑張らなくていいよ~と、ゆっくり見守りましょう。
認められたい気持ちのある子が早く描いて出来た!と見せにくることもあります。
絵の良いところをみんなに発表してあげましょう。
〇描かない子
不安が強くて描きたいことが浮かばないのでしょうか。
ゆっくりプレッシャーを解いてあげるような気持ちで話しかけてあげましょう。
クレヨンをアニミズムで遊ばせたり、おりがみをやぶいたものを渡し見立てから発想を引き出し描画に繋がることもあります。いいのあげるね~と小声でこっそり渡してあげます。
手を伸ばしてクレヨンを握ることもできない子がいます。
いろいろ話しかけても固まったまま動かない…先生も困ってしまいますね。
でも意外にも、おうちで美術教室楽しい~とお話してくれていることも多いです。
賑やかな楽しい場の一員であることを嬉しく感じているのかもしれませんね。
〇真似する子
絵の上手なお友だちにあこがれてるのかな?
絵に自信のない気持ちでは、描きたいことも頭に浮かばないかもしれないですね。
真似されてる子の嫌がる気持ちをわかってフォローしてあげることも必要ですね。
真似しちゃう子の絵の少しでも真似てない部分を褒めてあげましょう。
〇絵が小さい子
自分に自信がもてない状態なのか、または身体的にそのサイズでの描き方が合っているのか、描いている様子はどうでしょうか。
まずは、今のその子の姿を認めてあげましょう。
「ちっちゃくて可愛い絵だねー 。先生、すきだなー。」って言われたら、ちょっと心が膨らんでくるかもしれません。
〇マルが沢山の子
見立ての時期なので、この子だあれ?こっちは?
と聞いてあげると沢山お話をしてくれ、そのことで、腹おえかきの展開が広がるきっかけを作ってあげましょう。