絶望と希望

  • 埼玉展(埼玉会館)
  • 公開
絶望と希望



作者: なほ

(成増すみれ)

1 件のコメント

  1. わかめせんせい 先生

    なほさんへ。
    画面いっぱいに広がるたくさんの人物たちの表情が、まず強く目に飛び込んできます。こわさ、悲しさ、怒り、戸惑い…それぞれの顔がちがう気持ちをはっきり持っていて、「絶望」という言葉の重さが、とても具体的に伝わってきます。線の強さや、えんぴつの重なりも、気持ちがあふれて止まらない感じをそのまま残していますね。

    その中で、真ん中に立つ女の子の存在が、この絵の大きな軸になっています。涙を流しながらも前に立ち、手を広げている姿は、弱さだけではなく「それでも進もうとする気持ち」を感じさせます。まわりのキャラクターたちに囲まれているからこそ、この中心の存在が「希望」としてはっきり浮かび上がって見えます。

    切り抜きという方法を使ったことで、世界が重なり合い、気持ちが交差している感じもとてもよく出ています。背景の色の分かれ方も、心の中の対立やゆれを静かに支えていますね。

    この作品は、ただこわいだけでも、ただ明るいだけでもなく、両方を同時に見せてくれる力を持っています。
    なほさんは、この真ん中の女の子に、どんな未来を思い浮かべながら描いたのかな?

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