浮遊感 と 日常に漂う音 をテーマに
ろうけつ染めとステンシルと刺繍でちいさなちいさな絵を描いています。
染料は、上から重ねて厚みを出す絵の具とは違い
布の奥にすぅっと染み込んでいくので、
重ねれば重ねるほど奥に入り込んで沁みてゆく気がします。
それは自分の気持ちの奥に入り込む感覚と似ている気がして、
心が静かになってゆくのです。
計画を立てるのがとても苦手ななおこ先生は、
ロウを落とすまで、自分の作品がどうなっているかわからないのです。
苦手なものはたくさんあります。
好きなものもたくさんあります。
ちょっと足りない部分が、愛しいと思います。
私がどんなにずっこけていても、失敗ばかりでも、
子どもたちはいつも真っ直ぐに「せんせいだいすき!」をくれます。
力を抜かせて深呼吸させてくれる、愛しい存在です。
アルバム : 展覧会「幼児」(2022年度)
投稿日 : 2022年12月8日