京都を知ろう!〜わたしだけの枯山水〜
京都(きょうと)ってどんなところ? 日本人の美意識である侘び寂び(わびさび)や街の文化を理解しながら、枯山水(かれさんすい)のステキなお庭アートを作ります!
★動画 4分35秒
★制作動画 高学年 5分48秒
★動画+制作時間目安 60分×2回
オンラインレッスンで準備していただくもの
※リアル教室レッスンでは準備物が異なる場合があります。
始める前のじゅんび
○エプロンはつけたかな?
ない場合はよごれてもよいふくをきよう
○つくえの上やテーブルの上にシートをしいておこう
・粒子の細かい砂は使用しないでください。
・粒子の細かい砂を継続して吸い込み過ぎると、健康を害する可能性があります。吸い込まないようにお気をつけください
・制作した作品を飾る際は小さいお子様が手の届かない場所で保管してください
・ティッシュ箱サイズの箱かそれより小さめの箱
※上面が開いている状態にしておくと制作がスムーズです。
※ティッシュ箱を半分サイズに切って組み合わせて小さめサイズにするのもおすすめです。
・砂 200グラム
・フェイク苔・芝生 ※画像のものは100円ショップseriaで購入
・ようじ 3〜4本
・わりばし 1膳
・木工用ボンド
・新聞紙
・使いたい材料があれば
紙粘土、拾ってきた石、メラミンスポンジでも石がつくれます!
※リアル教室の場合、持ち運び用として箱が入るサイズの持ち帰り用の紙袋をご用意ください
【編集責任者】山口
動画
せいさくのしかたピックアップ
保護者様へ(カリキュラムについて)
日本の歴史と文化の中心都市である京都。その京都には、日本の美学に基づく庭園や建造物が沢山あります。
今回のカリキュラムでは、その中でも世界遺産に登録されている有名な寺院「龍安寺」の庭園にみられる日本の美学「わび、さび」について、学んでもらいました。
日本人の美意識として、「小さいもの」(日本では、ミニチュア作品人気ですよね)と、「清らかなもの」にも美を見出す感受性があるとされています。
「清らかなもの」とは、伊勢神宮に見られるような、何の飾り気もない建物や、何も描かれていない「画面の余白」を重要視しする美学、汚れやくもりのない状態のことである。※参考文献 日本美術を見る眼 高階秀爾著
西洋絵画に見られるような花が画面いっぱいに咲き誇った自信たっぷりな絵画ではなく、余計なものを切り捨てて、何か欠けている不完全の美を重視する余白の「わび」と、その余白に感じる静けさ「さび」。この「わび、さび」が日本人の美意識の特質なんですね。
そのわびさびの美学がよく分かる、龍安寺の枯山水庭園。動画では京都の文化について、西洋と東洋の庭園の違いを知り、そしてこの庭園の何が美しいと感じるのか?わびさびについて学んだあと、低学年は砂の代わりに塩をつかって砂紋をつくったり、自分なりの庭園を表現し、高学年は実際に砂を使い龍安寺のような枯山水を表現します。
保護者の皆様も改めて、日本人特有の美学、美意識について、お子様と一緒に考えてみていただけると嬉しいです。
*このカリキュラムは、現在京都に住んでいる美大生から、京都の文化について取材したところからスタートしました。カリキュラム動画もその美大の学生さんが作成くださいました。京ことばも素敵なので、是非最後まで観てくださいね。
【編集責任者】菊地順子
保護者様へ(こんなときは・・・?)
こんな時はどうしたらいいの?
・粒子の細かい砂は使用しないでください。
・粒子の細かい砂を継続して吸い込み過ぎると、健康を害する可能性があります。吸い込まないようにお気をつけください
・制作した作品を飾る際は小さいお子様が手の届かない場所で保管してください
⚫︎どんな庭にするのか思いつかない。
ボンドでつける前に、パズルみたいに実際に箱の中に並べてみましょう。
おえかきと同じで、手を動かしていくうちにどんな庭にしようかアイデアがひらめていてくるかもしれません。
⚫︎自分の好きなものを置きたい。
「この人形を置いてみたいから今日持ってきたんだ!」という場面もあるかも知れません。
今回はお庭なので置いても大丈夫ですが、大き過ぎたりものを置き過ぎると最後の砂の模様が作りづらくなってしまいますので、置く場所を考えてもらう必要があります。
⚫︎箱を忘れてしまった。
どうしても忘れてしまうこともあるでしょう。
そんな時のために予備として、先生の方でも空き箱か、厚紙(A4サイズがちょうどよくおすすめです)を用意しておくと良いかもしれません。
厚紙は下の写真のように箱を作るといいでしょう。(ホチキスでもセロハンテープでも作ることがきます。)
【編集責任者】