モーター工作

★2週課題です★
★動画 15分41秒
★動画+制作時間目安 60分〜120分
☆トコトコあるくモーターロボ!?モーターをつかったこうさくにちょうせんしよう!!
☆自分で作った工作にモーターをつけることで生まれる動きを楽しみながら、試行錯誤の過程で問題解決力を育みます。
使うもの1=(トントン・ペト教室)教材セットに入っているもの
使うもの2=お家で準備していただくもの
始める前のじゅんび
○エプロンはつけたかな?
ない場合はよごれてもよいふくをきよう
○つくえの上やテーブルの上にシートをしいておこう
○プラカップや紙コップ
○飾りに使うフェルトやビニールテープ
○洗濯バサミ
○消しゴム
○乾電池
せいさくのしかたピックアップ
【1日目】
その1 モーターが回るかたしかめよう
モーターの導線(どうせん)と電池を指で押さえて、モーターが回るかたしかめよう。
その2 モーターと電池をつなげよう
電池のマイナス側(平らな方)に導線(青)をセロハンテープでとめよう
その3 スイッチをつくろう
電池のプラス側(真ん中が飛び出している方)にクリップをはめ込み、セロハンテープでとめます
電池につけたクリップと導線につけたクリップがふれるとモーターが回るかたしかめよう
その4 消しゴムをつけておこう
小さく切った消しゴムの真ん中に(鉛筆などで)穴を開け、モーターの軸に差し込んでみよう
*画像ではモーターと電池をテープでとめていますが、別々のままで大丈夫です
*モーターをつけっぱなしにすると熱くなるので気をつけましょう
スイッチを入れてモーターをまわし、消しゴムが回るかたしかめてみましょう
これにより、工作へ取り付けたときに振動(震える力)がより強くなります
その5 本体をつくろう
廃材(空きカップなど)を使って、すきなものをつくろう
*自分の好きな形にしてもらいたいので、具体的な作り方は載せていません
【2日目】
その1 本体をつくろう
その2 モーターと電池をつけよう
上からビニールテープでとめます
*モーターの振動で外れることがあります その時は再度つけ直すか、取り付ける位置を変えてみましょう
その3 スイッチを入れてどんな動きをするか見てみよう
スイッチオン!
クリップ同士を引っかけてあげるとうごいたままになります

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保護者様へ
保護者様へ
美術の時間の大切さは作品作りの途中にあります。「試行錯誤」です。
やり直したり「あぁでもない、こぅでもない。」とても大切な時間ですね。
他人に依存するのではない、自分の意思で進める事のできる時間です。
私達教師は上手に作るよりも子どもが何を考え、どんな工夫をしているかを大切にしています。
この工夫する力は子どもが自分の未来を切り開く思考につながります。
何もないところから問題を自分で見つけ、自分で答えを作り出す。この力を美術教室では大切にし、養っています。
制作部分の様子を是非お子さんに聴いてみてください。制作過程でどういう試行錯誤があったのか聴いていただき、本人のがんばりと楽しかった様子に共感していただきたいと思います。よろしくお願いします。
【科学の学びの工作】
この課題では理科の授業、学びにも繋がっています。世の中の乾電池のプラス極・マイナス極の仕組みや電流の流れの仕組みを体感を通して学ぶことができます。
乾電池の電気がどのようにするとながれるのかをモーターを使って学ぶことができます。(高学年では理科の授業の復讐にもなりますね。低学年、中学年には予習のような経験です。体感を通した学びは学校生活の授業の中で学びの納得感、吸収率も高くなります)
・身の回りにあるモーターをさがしてみることもおすすめです。お母様とお子様とお家の中のモーターがあるもの探しをしてみましょう!意外なところにモーターで動いているものがたくさんあります。
・廃材を組み合わせ、モーターの振動で動く仕掛けを理解し、そのためにはどのような廃材の組み合わせが良いのか、どうすればこの振動を利用した動きのある工作ができるのか試行錯誤をたくさんすることを大切にしています。(またはモーターの「回転」を利用した工作もOKです!)
モーターの動力をいかに廃材工作に利用するかを考えて、予測し、実験し、考察し、さらに改良を加えることが「やりながら考える」能力を育みます。
この試行錯誤が今回のカリキュラムのいちばんのポイントです。
全くの「0」から新しい価値を生み出すこととても難しいことす。
でも価値あるもの「1」と別の価値あるもの「1」を組み合わせて「新しい価値」のあるものを生み出す経験こそ、イノベーションを起こす行為です。
このことは、様々なものを組み合わせ「世の中の問題を解決する」能力を育みます。
おまけ知識
【「単1」「単2」って呼ぶのはなぜ?】
乾電池は大きさによって「単1形」「単2形」「単3形」などと呼びますが、これは日本だけの呼び方です。最初につくられた電池が単1形で、それから単2形、単3形、単4形と呼んでいます。
【どうして「乾電池」というの?】
1888(明治21)年、ドイツのガスナーは、電解液を石膏で固めた電池を発明しました。それまでの液体を使った電池ではなく、液体のもれない「乾いた電池」ということで、「乾電池」と呼ばれるようになりました。
【マンガン乾電池とアルカリ乾電池】
マンガン乾電池とアルカリ乾電池は、電解液の種類やマイナス極の材料の形などが違います。マンガン乾電池よりアルカリ乾電池のほうが長持ちで、今、お店で売っている乾電池のほとんどがアルカリ乾電池です。
【じつは日本人の発明のほうが先】
ドイツのガスナーが乾電池を発明した前の年、1887(明治20)年に日本の屋井先蔵は「屋井乾電池」を発明していました。でも、特許を取ったのが遅く、乾電池の発明者として名を残すことができませんでした。
【電気って何だろう?】参照:https://www.energia.co.jp/kids/kids-ene/study/qa/cell.html
電気は電子の流れです。
電気のもとは電子という小さな粒。
電池にモーターをつなぐと,たくさんの電子が導線を流れてモーターが回ります。 この電子の流れが電気です。
化学反応で電気が生まれます。
【乾電池のしくみ】
乾電池は化学反応を利用した小さな発電所とイメージするとわかりやすいです。
亜鉛と二酸化マンガンなどの混合液で化学反応がおきて,電子の粒をはなしやすくなったり,もらいやすくなったりします。 このときに電子が移動して電気が流れます
【乾電池の中】
1:二酸化マンガンなどの混合液と亜鉛かんにより電子が出てくる。
2:亜鉛からはなれた電子がマイナス極からプラス極へ移動し,豆電球が光る。
3:電子はプラス極から炭素棒を通り二酸化マンガンなどの混合液で電子が使われる。
4:繰り返し化学反応がおこり電子の移動で電源が入る。
【乾電池が使えなくなるわけ】
化学反応が起きなくなったら電気はつくれなくなります
乾電池の中の電気をつくる材料がなくなると電気は流れなくなって乾電池が使えなくなります
乾電池の種類によって,長持ちする時間に違いがあります。
【使い終わった電池はどうなるの?】
電池は積極的にリサイクルしましょう
乾電池にはしげきの強い薬品や体につくと危険な材料がつめてあります。
使い終わった乾電池は決められたゴミの日に出すか,家電販売店へ持っていくなど,きちんと処理しましょう。
【モーターは何ゴミ?】
基本不燃ごみ、金属類、金物類、など分別が市町村ごとに対応が変わっています。
インターネットでの検索で
「市町村名 モーター 処分」で検索すると良いです。
こんなときはどうしたらいいの?
○モーターが回らない
→まずは、モーターの導線が切れていないか、
モーターの導線と電池がしっかりつながっているか、テープがゆるんで外れていないかたしかめましょう。
電池は新しいものを使用しましょう。古い電池だと切れている可能性もあります。
それでも回らない場合、モーターの故障の可能性もあります。教室でのレッスンでしたら、先生に伝えて交換してもらいましょう。
個人で購入の場合、購入先に不具合を伝えて返品・交換など確認してみてください。
○つくったものにモーターを付けたけれど、あまりうごかない
→どこにつけたらよりうごくのかは、実際に付けて試してみないとわかりません。
いろいろなところにモーターを付けてみて動きを比べてみましょう。