とびらの絵

★動画 9分
★動画+制作時間目安 60分
おりがみを折って、とびらにみたてます。
開けたり閉めたりできる仕掛けから、「扉の中には誰かいるかな?」と想像をふくらませて描いてみましょう。
【カリキュラム作成】田口淳子
使うもの1=(トントン・ペト教室)教材セットに入っているもの
特にありません
【編集責任者】田口淳子
使うもの2=お家で準備していただくもの
始める前のじゅんび
○エプロンはつけたかな?
ない場合はよごれてもよいふくをきよう
○つくえの上やテーブルの上にシートをしいておこう
スケッチブックまたは画用紙
スモック
おりがみ
カラーペン
クレヨン
のり
セロハンテープ
おてふきぞうきん
【編集責任者】田口淳子
せいさくのしかたピックアップ
保護者様へ
子どもたちが赤ちゃんの頃、「いないいないばあっ!」あそびが大好きで、何度も繰り返し遊んだ記憶はありませんか?
「いないいない」でじーっと見つめて、「ばあっ!」で「キャッキャ!」と喜びますね。
これは赤ちゃんが周りの人と取る、初めてのコミュニケーションです。
ママやパパの顔を隠される「いないいない」は赤ちゃんにとって『不安』なのですが、
「ばあっ!」でママとパパに会えて嬉しく、安心を感じ、喜びにあふれているのです。
必ず居ることがわかっているから、隠されて『不在の不安』があっても乗り越えられる、
これは子どもが自立する時につながります。
そばにいなくても遠くから見守ってくれる存在がある、安心して帰れる場所があるとわかっているから、一人でも困難に挑戦できます。
「いないいないばあっ!」実は奥の深いコミュニケーションなんですね。
今日のカリキュラムはこの「いないいないばあっ!」が元になっています。
扉が閉まっている時は「何が出てくるかわからない、不安でちょっとドキドキ」し、
開くとワッと世界が表れて、楽しい、嬉しい気持ちになります。
扉はおりがみを折るだけで簡単な構造ですが、仕掛けとして十分立派で、子どもたちが自分の力で作れることも重要です。年少さんでも自力で完成できます。
ただ折り曲げた紙というだけなのに、開くことで中と外の世界が画用紙の上に広がります。
教師や親が与えたものではなく、自分で考え発見した事は子どもの心にしっかりと根付き記憶され、創造力や工夫する喜びに繋がっていきます。
この単純な仕掛けは、小学生になってもみんな大好きです。
子どもの成長とともに工夫もより高度になっていきます。
これが「いないいないばあっ!」から繋がっていると思うと面白いと思いませんか?
単純ですがとても奥の深いカリキュラムです。
ぜひ、ピンポーン!と子どもたちのお絵描きの扉をノックしてみてください!
たくさんお話を聞かせてくれると思います。
【編集責任者】田口淳子
こんなときはどうしたらいいの?
●とびらを使いたくない
なぜ使いたくないのでしょうか?
とびらの絵を描くことの魅力や楽しさが伝わりきれていないのかもしれません。
その子がなぜとびらの絵を描きたくないのかお話を聞いてみましょう。
「トントン、とびらの中には誰か隠れているかなー?」
「ピンポーン!誰かいますか~?」
とびらを使って一緒に遊んでいるうちに、興味が出てくるかもしれません。
まずは扉のしかけの楽しさを味わってもらいましょう。
●のりを使いたくない
手がベタベタする感覚が嫌だという子もいます。
のりを手に付ける量が多かったり、余計な場所にのりがついてしまっていたりすると、ベタベタを感じてしまいますね。
のりを手に付ける量や使い終わったら手を濡れタオルで拭くことなど、使い方をもう一度しっかりお話しましょう。
本当はそんなにベタベタしたり、嫌なことじゃないということを知ってもらいましょう。
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【編集責任者】田口淳子