フォトモンタージュ

フォトモンタージュは
いろんな写真やチラシを切って貼って
一つの絵を作るカリキュラムです。
トマトが、ドーナツが、別のものになっちゃうかも!

★動画 「制作」 7分
★動画+制作時間目安 「導入+制作」 45分〜60分

【カリキュラム作成】鬼頭、吉田、初田、加藤、大畑、池田

使うもの1=(トントン・ペト教室)教材セットに入っているもの

写真プリント2枚→PDF

アトリエペト、教材ありの方には、このように四角く切ったものを送付しております。
教材をご自宅でご用意いただく場合は、子どもたちが切りやすいよう、ある程度小さなパーツに切ってご用意いただければ、制作がスムーズです。

 

【編集責任者】加藤

使うもの2=お家で準備していただくもの

◯生徒の準備

スケッチブック

のり

ハサミ

クレヨンまたはカラーペン

**事前にお願いできるところは。

  チラシ、いらないパンフレット、いらない雑誌、いらないカレンダーなど

  (大きい写真が乗っているもの)




始める前のじゅんび
○エプロンはつけたかな?
ない場合はよごれてもよいふくをきよう
○つくえの上やテーブルの上にシートをしいておこう

【編集責任者】吉田

動画

★動画 7分
★動画+制作時間目安 45分〜60分

◆動画について 一度全部見てから作るのがオススメ

 



アルバム投稿はこちら
上のボタンをクリックしてね

【撮影・出演・編集】池田

せいさくのしかたピックアップ

その1

使いたい写真を見つけてハサミで切り抜きます。
コツは紙をまわしてチョキチョキ。
使いたい写真、何個も切り抜きましょう。

 


その2

どこがいいかな?切り抜いた写真を、いろいろ、画用紙に並べてみましょう。


その3

ここがいいな!と決まったら、のりで貼ります。
のりは周りだけ。チョンチョンと少なめに。


その4

最後にカラーペンまたはクレヨンで加筆しましょう。




アルバム投稿はこちら
上のボタンをクリックしてね

【編集責任者】鬼頭

保護者様へ(カリキュラムについて)

保護者様へ

フォトモンタージュとは、雑誌や広告などから写真をいくつか選んで切り抜き、それを様々に組み合わせ、そこから見えてくる新しいイメージを楽しむ発想画のひとつです。

フォトモンタージュ

まだ描けるものが少ない幼児にとってのフォトモンタージュ制作は、描画技術に問わず写真特有の多様なモチーフを画面上でスムースに使えるので、より広い発想へと展開できるメリットがあります。特に、年長児2学期での制作では、写真一つ一つに意味を持つモチーフから、さらにそれらを組み合わせることで見えてくる全体像に気づき、それを楽しみます。

また、この頃の年長児の絵の発達段階としては「図式前期」あたりに相当します。知的・情緒的な成長から、周囲の物事に確かな認識を持ち「人はこういうもの」「家は、自動車は、太陽はこういうもの」と概念が形成されて、描画表現でも固定された、いわゆる記号的で図式化・様式化された描き方が繰り返される時期でもあります。(例えば、お空の上には赤い太陽があり、横に引いた線を地面に見立てた「ベースライン」に並べるように、人や家、車を配置していく表現などです。)

これらの図式化された表現は、見る側にも何が描かれているか認識しやすく分かりやすいために、子どもにとって、褒められ認めてもらえやすいものとも言えるでしょう。時として「こう描けば間違いがないらしい」と、失敗を避けてその表現にとどまってしまう場合もあります。

写真1枚ずつで見ていたモチーフも複数に集めて見ることで全く別の見え方ができる遊びとして、いくつかの例を以下に紹介します。

●モチーフが多様な写真をもちいて組み合わせてできたときに見えてくる新しい見立て

例えば、りんごとみかんの写真を並べた下にバナナの写真を置くとお顔に見える

●写真ならではの大小のアンバランス

例えば、大きな人の写真に小さなゾウの写真を組み合わせた時のちぐはぐなおもしろさ

●ストーリー性

例えば、人の写真を向かい合うように置いてみる「二人は何をおしゃべりしているのかな?」「仲良しかな?けんかしているのかな?」

※また、同じ写真を使っても並べ方や組み合わせ方を変えることで、見え方も変わる不思議さもあります。

図式化された時期にこそ、指導者も一緒になって遊び心とユーモアを持ちながら、フォトモンタージュ制作の体験を通した自由自在な見え方の変化を楽しみ、一方的な表現にとどまらないきっかけを作ってあげたいと思っています。

 



アルバム投稿はこちら
上のボタンをクリックしてね

【編集責任者】初田

保護者様へ(こんなときは・・・?)

●カタログのように並べて貼るだけになってしまい、絵が広がらない・・・
講師側が用意する素材にも注意が必要です。
象徴的なものが多かったり、子どもたちが憧れるようなものがたくさんあると、「これ欲しい!」
というような願望が出てきて欲しいものをたくさん集めたような作品になることと思います。
そうなった場合でも、「あ〜、これが好きなんだね。素敵だもんね!」と、否定しないようにしましょう。
「こんなのもあったよ!」と、同じような素材に全く違う素材を組み合わせて見せてあげるのも、新たな発見が生まれるかもしれないのでオススメです。
また、素材は上にもあるように何かに変身しそうなものや、いろんな形や色があると良いでしょう。
同じカタログや広告でもできなくはないのですが、色合いや雰囲気が似た作品に仕上がります。

【編集責任者】鬼頭