【夏講座】小学生:色の魔術師!水彩画技法講座

☆こちらのページは、制作動画やポイントなどを掲載したページです。
  ・予習・復習
  ・体調不良でオンラインレッスンに参加できなかった!
  ・オンラインレッスン時、気持ちが乗り切れなかった・・・
 などの場合、こちらのページをご活用ください!

★動画 4分10秒
★動画+制作時間目安 45~60分

ポスターにも使えちゃう技法
にじみの魔法&グラデーションにチャレンジしてみましょう!

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●ご準備いただくもの

●八つ切り画用紙4分の1を2枚(もしくはA4の4分の1サイズを2枚)
●八つ切り画用紙2分の1サイズを1枚
●水彩絵の具
●筆
●パレット(ない場合は牛乳パックを切り開いたものでもOK)
●水バケツ
●雑巾
●エプロンまたはスモック
●机の上にしくシートまたは新聞紙など

●動画

★動画 4分10秒
★動画+制作時間目安 45~60分

◆動画について 一度全部見てから作るのがオススメ

「ウェットインウェット技法とグラデーション技法」

 



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●せいさくのしかたピックアップ

せいさくのポイント

今回の絵の具の魔法は、水加減(みずかげん)がポイントです♪


ウェットインウェット


画用紙をたっぷりぬらします。
(水でも、多めの水で溶いた絵の具でも良いです)


ぬらした上から、多めの水で溶いた絵の具を含ませた筆先を、ゆっくり置いて、絵の具をじわ〜っとにじませます。


ゆっくり絵の具が広がってにじみます。


色々な色でやってみましょう。


グラデーション


画用紙の全面を、大きい筆でたっぷりぬらします。


絵の具をつけてよくなじませた筆を、ぬらした画用紙の上からまっすぐ横に動かしながらぬっていきます。


一列ずつどんどん下に、色をなじませるように優しく筆を動かして色をのせていきます。


一度ぬった上から重ねると、色がこくなっていきます。


上から下に向かってどんどん色がうすくなっていくグラデーションができました!
空のようですね。




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●保護者様へ(カリキュラムについて)

水彩絵の具の滲みを使った、とても美しい技法を学びます。

【ウェットインウェット】・・濡らした上からさらに絵の具を置き、たっぷり水を含ませてにじませることで、思いがけない模様が表れる様子を実験・体感できる
【グラデーション】・・紙を濡らし上から絵の具のついた筆を動かしていくことで、徐々に美しい色の濃淡をつけることができる

という二つの技法を使い、自分のイメージ通りの表現ができるように覚えてもらえたらと思います。

今回は「体感」も、とても大きな学びとなります。
どちらの技法も、筆に含む水の量がポイントになります。
知識だけではなく、自分の手で、目で、体で、体感を伴ってインプットすることが何より大切です。
【ウェットインウェット】は「偶然の模様」が表れます。
「これをやったらどうなるのかな?」の育ちたがり屋さんの好奇心は、チャレンジする心から育ちます。
【グラデーション】は落ち着いて同じスピードで手を動かすことで、美しい色合いが表れます。

どちらの技法も、体感・実験しながら学んでいきます。
ポスターの夕焼けや海などの背景を美しく彩ったり、魚や鳥の羽根などに効果的に使ってみたり、お子さまが様々に発展して応用させていける技法です。

水彩絵の具ならではの魅力を感じながら、新しい技法でお子様の表現の幅を広げていただけたら嬉しいです。
今後の絵の制作にぜひお役立てくださいませ。

●保護者様へ(こんなときは・・・?)

●絵の具をたくさん出してしまう

チューブ絵の具は量の調節が難しいですよね。
たくさん出してしまって戻すのが難しい場合は、そのまま乾かしてしまうのも一つの手です。
たくさん塗るとベチャベチャになる、なかなか乾かない・・など、経験していく中で、「適量」を知れるようになるといいですね。
自分にとっての「適量」がわかるようになると、自分の道具を使いこなすことにつながってきます。

●水が多すぎて紙が破けた

水の量も、手で、目で、体感しながら覚えていくものです。
ここまでやると破ける、ということを知ることで、次のステップにいかしていきます。
存分に体感したら、新しい画用紙で再度チャレンジするのも良いでしょう。

●色々な色を使いすぎて濁った

色を混ぜすぎると濁ってしまうのも、絵の具の特性です。
どれを混ぜたら濁ったのか?を知ることもとても学びになります。

また、自然界にある色は絵の具のチューブのままではなく、濁った色合いで表現するとそのものらしさが描けることがよくあります。
濁った色はどうか?もしかしたら深い落ち着いた色合いでとても美しいかもしれない。山肌などを描くときに使える?
など、体感・観察しながら学んでいきましょう。




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