ヘンテコどうぶつ
★動画 9分59秒
★動画+制作時間目安
みんなのところに、ふしぎでへんてこなカタチのどうぶつがあそびにきたよ。
みんなのへんてこちゃんは、どんないきものになるかな?
いっしょにつくってみよう!
きょうはえのぐをつかってやってみるよ♪
ねらい
絵の具の経験がほとんどない年少に、絵の具を気持ちよく体感してもらいます。
心に任せて、塗る、混ぜる、を繰り返し、体験していくことで、心を開放します。
全ての作品に、本人もお友達も親も先生もOKを出せるようにするために、不定形の画用紙に色を塗り、ピンチに挟んで立てることで動物に見立てます。
不定形の形は、固有色に惑わされることなく色や模様を作り出すことができます。
不定形の画用紙を何枚も試していくことで、試行錯誤をしながら、初めての絵の具を学びます。
年少体験 指導
〜指導の心得1〜
年少さん(4歳)が
初めてくる場所で
初めてお話しする先生と
初めての絵の具を楽しむための導入を心がけます。
〜指導の流れ〜
1、クレヨンでお顔を描こう。
(画用紙に顔を書くことで、気持ちがこもります。→アニミズム思考を刺激する)
(どこに描く?どんなお顔にする?)
2、まずはいちばん好きな色で塗ってみよう!
・筆に水をつけるよ
・一番好きな絵の具を教えて!
・絵の具をぐるぐる
・塗ってみよう!
3、2枚目は、色混ぜにチャレンジ!
・どの色混ぜる?
・面白い色ができたね!
・塗ってみよう!
4、3枚目は、模様が描けるかな?!
・模様付きの見本登場
・子どもたち→やってみたい〜!!
・やってみよう!!
〜乾かしている間のおまけタイム〜
・折り紙の端切れを準備(丸や三角などの切れっ端をたくさん準備する)
・端切れをのりで飾っていく
〜完成〜
・洗濯バサミをつけて立たせて完成!
・洗濯バサミは4つプレゼント。
●準備
・八つ切り画用紙1枚(一人分)
→4分の1サイズにランダムな形に切っておく
・折り紙の端材(丸、三角、帯状など)
・固形絵の具セット(貸出用)
・のり
みんなの作品しょうかいコーナー
★さつえい日:5月11日
★動画時間:1分5秒
[arve url=”https://player.vimeo.com/video/269330776″ /]
使うもの1=材料 (WEB美術教室の皆さまは、送付セットに入っているもの)
○白画用紙(切ったもの) 4枚
※洗濯ばさみ 4個は今回教室で配布する。(理由として家庭に洗濯ばさみがないお家も多くなっている。たくさんあると楽しいので、せんたくばさみ2~4個持参してもらうよう書き込みしておく。)
使うもの2=道具(WEB美術教室の皆さまは、お家で準備していただくもの)
○絵の具セット
○ぞうきん
○水バケツ
●始める前のじゅんび
○エプロンはつけたかな?
ない場合はよごれてもよいふくをきよう
○つくえの上やテーブルの上にシートをしいておこう
動画:ヘンテコどうぶつ
せいさくのしかたピックアップ
その1
まずはおかおをかいてみよう!
どんなこにしようかな?
その2
いろをかえるときは
おふでをバケツでしっかりあらってね。
あらわないと…あらら
えのぐがちがういろになっちゃうね!
もしそうなったら、ぞうきんでふきふきするか、
おみずをつけてキレイにしてあげよう。
その3
まっすぐせん、なみなみせん、ぎざぎざせん
いろんなせんがあるね~!
いろをかえてみてもいいね!
その4
てんてんがき、まるまるがき、
ふといせん、ほそーいせん
おきにいりはあるかな?
いろんなかきかたでやってみよう!
その5
えのぐがかわいたら、
せんたくばさみをつけてたたせてあげよう!
たつかな~??
保護者様へ
真っ白な紙に具体的に何かを描いていくというのは、お子様によっては緊張感を持つものです。
不定形(意味の定まっていない形、何にでもなりえる形)を用いて、お洋服を着せてあげる気持ちで絵の具で描いていくことで、何かを描かなくてはいけないという気持ちを和らげることが出来ます。
おもしろい形を見て、動かすことで色々なイメージがうかんできます。
それぞれの子どもたちによって何に見えるかは違います。
それらのイメージをもとに制作につなげていくこともできますし、ユーモラスなお友達として興味を持ち、絵の具でお洋服を描くことを楽しむようになります。
また、形から何かをイメージすることが難しいお子様も、不定形は断定的な形ではないので、具体的なものをイメージしなくても良いのです。
何かに見立てて制作しなければならないということではなく、遊びながら制作を楽しむことができれば良いですね。
そうして遊んでいるうちに、子どもたちは自然にまとまりのあるものを見つけ出していくこともあるでしょう。
~年少さん向け~ はじめてのえのぐ
年少さんにとって初めての絵の具の体験。道具を見るだけでも自然とワクワクした好奇心が生まれることと思います。まずは絵の具を通して【塗る】【描く】【洗う】【混ぜる】などの体験を十分に楽しんでもらうことが大切です。安心できる環境の中で、自分で色を選び、心の赴くままに筆を走らせ、十分に楽しむことができると、心も自然と解放されていきます。そして、自分でできた、という喜び、満足感でいっぱいになります。その一連の時間をあれこれ言わずに大人がOKを出しながら見守ることで子どもはもっと自分でやりたい、とチャレンジしたくなることでしょう。今回は、1枚だけでなく、4枚のへんてこちゃんの形を用意させていただきました。1枚だと慎重になってしまいますが、4枚あることで4枚チャレンジができます。色を混ぜたり、小さい筆で描いたり、という絵の具遊びを通して夢中になれることを見つけるかもしれません。今回の体験教室では、まずその最初の第一歩として【心のままに試してみること】【えのぐであそんでみること】を大事にしました。第一歩でその子自身が試みたこと、遊んだことに対して先生が気づいてその行為を大事に見守り認めてあげることで、子どもたちも自信をつけ、主体性や積極性が育まれていきます。
こんな時はどうしたらいいの?
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形から何も思い浮かばない
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何かの動物や生き物にしなくてはならないわけではないので、まずはお顔を描いて感情移入してもらってから、動画を見ながら同じように線を描いていくだけでも十分です。
2つめ、3つめ…とやるうちに、自分でやりたいように描きだすこともあるでしょう。
真似して描くことは技術を要することですので、先生と同じように描けることは実はすごいことです!
ほめてあげてくださいね。
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カタチを使わない
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気に入った形がなかったり、形にしばられず自由に制作したいのかもしれません。
まずはどうしたいのか、お話を聞いてみてください。
その上で、その子の自由な表現を認めてあげましょう。
気に入った形がない場合は、お手数ですが、白い画用紙やスケッチブックを切って渡してもらえるでしょうか。
または、お子様自身で形を切ってから描いてもらうのも良いでしょう。
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うまく立たない
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洗濯ばさみの位置を色々変えてみて、どこにつけたらうまく立つのか考えてもらいましょう。
2つの洗濯ばさみを仲良く並べたら良いのか、それとも少し離してあげた方が良いのか・・・?
一度バランスを体感で理解するると、次から自分で出来るかもしれませんね。