白えのぐの魔法

白絵の具といろんな色を混ぜてみよう!(混色遊び)
使うもの1=材料 (WEB美術教室の皆さまは、送付セットに入っているもの)
スケッチブックまたは画用紙
使うもの2=道具 (WEB美術教室の皆さまは、お家で準備していただくもの)
・固形水彩絵の具
・筆
・雑巾
・絵の具バケツ
動画
★動画時間:5分半
★動画+制作にかかる時間の目安:60分
◆動画について:はじめに動画を全部見てから作ってみてね。
◆動画について 一度全部見てから作るのがオススメ
1:00~ えのぐのじゅんび・おきかた
1:25~ しろえのぐまほうのおはなし
4:38~ どんなえがかけるかな?
せいさくのしかたピックアップ
しろえのぐまほう、いろまぜあそびだよ。
やってみよう!
えのぐのじゅんびをしよう
みぎてでふでをもつこは、えのぐとみずばけつをみぎがわにおくよ。
ひだりてでふでをもつこは、ひだりがわにおくよ。
しろくんて、しろいかみにかいても、みえないね。
しろくん、あんまりつかってもらえなくて、さみしいな〜。
きょうは、しろくんをたくさんつかってあげてほしいんだ!!
まずは、あかさんをぱれっとにぬりぬり。
つぎはしろくんをつかいたいけど、つぎのいろをふでにつけるときは、水バケツでおふろジャブジャブ!
さっぱりしたら、つぎのいろだ!
しろくんをパレットにぬりぬり。
あかさんとしろくんをまぜまぜすると〜!!!
きれいなぴんくちゃんのできあがり!!!
ほかのもやってみよう!
あおくんにしろくんをまぜまぜすると〜!!!
うすいみずいろくん!!!
きいろちゃんにまぜまぜすると!??
やさしい れもんいろだ!!
しろくんをまぜまぜすると、みんなやさしいいろになるんだね!
しろくんがまざったやさしいいろをパステルカラーっていうんだよ。
みんなはどんなしろえのぐまほうができるかな?
やってみてね!
保護者さまへ
今回は白い絵の具を好きな色に混ぜて作る「パステルカラー」にチャレンジしました。
いつものお絵かきでは出番が少なくなりがちな白い絵の具ですが、実はとっても優秀なんです。
他の色と組み合わせることで、温かみのある優しい色味が出来上がります。
また、色の種類や色の作り方を知ることで表現の幅が広がり、絵の具を使ったお絵かきがより楽しく感じられるかと思います。
パステルカラーを生かしてじっくり描いてもOK、色混ぜ実験を楽しんでもりもり描いてもOK!
また、例えば、青に白を少し混ぜて濃い水色、白を沢山混ぜて薄い水色と、同じ水色でも何段階もの水色を作ることもできます。
言葉で言うと同じ「水色」ですが、段階的に濃さの違う水色を作ることができると知ることは、今後小学生になって習う「グラデーション」の表現に繋がっていきます。
このカリキュラムでは、白だけなく色々な色を混ぜる事に興味を持つと思います。
ビックリする位濁った色を作る事もありますが、心配しないでくださいね。
色を混ぜる事は何事にもチャレンジする冒険心につながります。
また、幼児期に色混ぜし色んな色を味わった経験は、多ければ多いほど色彩感覚を養われると言われています。
虹は日本では7色と言われていますが、国によって虹の色は数が違うのをご存じでしょうか?
国によっては虹は3色のところもあるそうです。
「虹は赤黄青だよ」と言葉で教えられるとそれ以外の微妙な色を感じ取らなくなってしまうそうです。
今回は、名前がパッと浮かばないような、何ともいわれぬ色をたくさん作りました。
幅広い色混ぜの経験は、言葉にならないような様々な色を感じ取り味わう体験となり、豊かな色彩感覚を養う礎となるはずです。
簡単にいろんな経験を積めるのが美術の良さです。
ぜひ、お子様の表現を楽しんでくださいね。
こんなときはどうしたらいいの?
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「知ってるからやらない!」という子
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「赤と白を混ぜたら、ピンクになる!」など、すでに知っている子もいるかもしれません。とても物知りですね!
では…青と白を混ぜたら? 緑と白を混ぜたら?
ピンクと白を混ぜたらどうなるかな?
その子だけの色を、見つけられるかもしれません!
「○○ちゃんグリーンだね!」と、新しい色を見つけたことを一緒に喜び、褒めてあげましょう。
認められたことで嬉しくなり自信がつき、さらに色混ぜを楽しんでくれるかもしれません。
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色が黒、茶色になってしまう
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絵の具は、筆で水をつかって大胆に描けるため、ペンなどの先が細い画材よりも情緒面が出やすい画材だと言われています。
色混ぜが楽しいと混ぜる行為が止まらなくなり、画面がどんどん濁った色になることがあります。
大人から見て綺麗に描く、綺麗な色を作るという感覚は、お子様にとっては重要でない場合があります。
絵の具は混色を重ねると、濁った色に近づきます。
仕上がった画面が濁ったり真っ黒になっていたら、色混ぜをたくさん楽しめた証拠です。「色混ぜ気持ちよかったね!」とぜひ声掛けして、お子様の行為を認めてあげてください。絵の具で発散しきったあとに、新しい紙を渡してあげると、また気持ちが変わったりということもあるようです。
色混ぜをたくさん楽しんだ子は、実験の楽しさを知り、経験を積むことでお絵描きが大好きになります。
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色混ぜをあまりやらない子
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「パレットにある色をそのままきれいに使いたい」という子もいます。
その子のペースで色混ぜに興味をもったタイミングで始めるのが良いでしょう。
その時のその子の気分に合わせて、無理に色混ぜをさせる必要はありません。
「パレットにない色は、なにかな?」「オレンジを作りたいなぁ!」と聞いてみると、作り方を教えてくれたり、一緒に考えてくれるかもしれません。