キネティックアート(ポップアップ)

★動画 2分16秒
★動画+制作時間目安 60分

画用紙の開け閉めによって「しかけ」が動く
制作です。
画用紙に「接点」「切り込み」「折り目」があることで
1枚の紙が開閉だけで動くアートになります。

しくみや変化、動きを体感しましょう。

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使うもの1=教材セットに入っているもの

特になし

使うもの2=お家で準備していただくもの

画用紙
はさみ
えんぴつ
カラーペン(2色あるといい)
定規

 


始める前のじゅんび

○エプロンはつけたかな?
ない場合はよごれてもよいふくをきよう
○つくえの上やテーブルの上にシートをしいておこう

動画:

★動画 2分16秒
★動画+制作時間目安 60分

◆動画について 一度全部見てから作るのがオススメ

高学年レベルアップver.



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せいさくのしかたピックアップ

その1

まずは画用紙を半分におります。
右側に折り目がくるようにしてください。


その2

さらに半分におり、真ん中見つけておきます。
しるしがつく程度で大丈夫です。


その3

おりめを参考に線を引きます。長さは好きな長さで良いです。

線がひけたら同じ長さになるところに上下にしるしをつけます。


その4

しるしとしるしをつなぎます。


その5

上側の線の上にしるしをつけます。


そのしるしから画像のように線をひきます。


その6

同じことをくりかえします。


その7

ジグザグをカラーペンでなぞります。
色を変えるとわかりやすいです。

こんな感じです。


その8

色をつけた線以外をハサミで切ります。


その9

線を折っていきます。

あか→山おり  青→谷おり

 


その10

完成です。
これを開くと、自然に動きがでるアートになります。

★検証★
一番内側になるところは切り取ってしまう。

半分にしたまま、山折り、谷折りをしてから
広げて、折っていくと作りやすいかなと思います。


ピンク→山折り
青→谷折り

折り目をつけた後、広げて折っていく【その9】をやると比較的わかりやすいと思います。




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保護者様へ

キネティックアートとは360°どこから見ても動く美術作品、動くように見える美術作品のことを言います。
アニメや映像は残念ながらキネティックアートではありません。
動く作品だと立体作品(彫刻)の場合もありますが動くように見える作品の場合は平面作品でも見せることができます。

保護者の皆様もポップアップカードをご存知かと思います。
開くと「しかけ」があるカードですね。
今回はその要素も取り入れています。
ポップ-アップ 【pop up】 ー ポンと飛び出ること。紙から飛び出すこと。
として使われています。

ポップアップカードは平面に描き起こしたものを紙の上でも起き上がらせたり浮かせたりすることで空間や奥行きを感じることができますね。
普段、平面でみるものが三次元的要素を携えたものになっています。

今回の制作は
切り込みと折り目によって
ねじれ構造とその反転構造を合わせた構造となっています。
「動き」「ねじれ」を生み出すためには
閉じる面、折り目に対して、最低二点の接点がなくてはいけません。

また、紙が折られ、対になる面ができることによって、
折り目を挟んで接着した面が起き上がるための動力を自然に作り出し
画用紙を開け閉めすることで仕組みが動きます。

言葉にすると色々難しい要素が沢山あるのですが、
「接点」「切り込み」「折り目」があることで
1枚の画用紙が手で開くだけで動く「キネティックアート」になることを
体感してもらえたら良いです。
しくみや変化を体感することで、思考力や創造力の発展に繋げられたらと思います。

こんなときはどうしたらいいの?

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切ってはいけないところまで切っちゃった破けてしまった

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ショックでしたね。子どもたちの気持ちに共感しながら、慌てず、セロハンテープを貼って直してみましょう。

 

 

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うまく動かない

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すぐに正解に導くのではなく、どうしてうまく動かないのか、一緒に考えてみましょう。

折り方は合ってるかな?どこかが引っかかっている!?

話しながら一緒に考えることで、動きの仕組みを知るきっかけ、学びになるでしょう。



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