過去と未来 001

2024.01 制作
ミクストメディア
硝子
アクリル絵の具
ペンキ
縦48.5cm×横52.5cm

価格/110,000円(税込)

第66回「明日への手」美術展に展示している作品です。

シリーズ
過去と未来002

過去と未来 002

過去と未来003

過去と未来 003

未来の澱み ドローイング

未来の澱み ドローイング


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つねお先生は、いつもガラスやアクリル板等の透明な板にお絵描きをしています。

以前はみんなと同じようにキャンバスや画用紙、そして板等に絵を描いていました。
ただ、キャンバスで絵を描いていて、いつも不思議に思ったのは、1番最初に描いた線や色がどんどん描き進めて重ねていくうちに、見えなくなってしまうものがでてきて、とても残念だな、と思ったり、もし自分がその色や線の立場だったら、「ちょっと!隠さないで!ぼくここにいるよ」と隠れてしまうのってちょっと寂しいなと思ったのがきっかけでした。

透明な板やガラスに描くと最初に描いた線や色や絵は、裏から見返すとしっかりと残って存在を僕に教えてくれます。
「気づいてくれてありがとう、もう大丈夫だよ。また思い出したら見に来てね」

自分が制作を進めていく中で、時折裏から絵を見返して最初の気持ちに戻れたり、また元のおもてに戻って絵を描き進めたり、やっぱりひっくりかえして裏側から制作を進めたり、裏も表も行ったり来たり・・・それはまるで過去や未来、現在を制作の中で行き来できるような気持ちでとても不思議なタイムマシンになったと思って、こういう絵を描いています。

ですので、タイトルでも 未来 や過去 といったキーワードがよく使用しています。

あと、透明板で描くところの良いところは、描いていない余白の部分が透明なので、飾る場所、壁の背景次第で、見え方や印象が全く変わるところ、完成は常に1つじゃない、答えは1つじゃないというところが、今の自分の大事にしているところと、とても重なるからです。

作品が作者の手から離れ、購入者や展示場所によって作品がまた違う価値を持って生まれかわる瞬間です。それも作者としてとてもワクワクする出来事です。

描いている表現は抽象表現という技法で描いています。

絵を描く形も、わかりやすい具体的なモチーフの形はどんどんと消えてしまいました。色数も少なくなってきました。

単純な線や形や色そういった【時間】や【想い】を表現できないかチャレンジしています。

過去、今、そしてこれからの未来。
時の経過。時空の重なり。
自分がテーマにしているキーワードでもあります。

  • 2024
  • Administrator
  • 公開(WEB美術館に公開)
過去と未来 001



19 件のコメント

    1. つねお先生 先生

      いつもオンラインレッスンにもご参加くださりありがとうございます!
      また、展覧会もご来場くださりありがとうございます!
      しっかりとご挨拶できずごめんなさい〜〜〜〜
      いつもオンラインでしかお会いできていなかったので、当日のご来場気が付かずに申し訳ありません〜〜
      作品見てくださってありがとございます〜〜〜〜