骨格標本:チョウゲンボウ(頭蓋骨・下顎骨)

チョウゲンボウという鳥の頭の骨です。

ハヤブサ目ハヤブサ科に分類されるいわゆる猛禽類で、畑などの開けた場所でハタネズミや昆虫、小鳥などの小さい動物を食べます。そのため、するどくとがったクチバシをしていますね。
ハヤブサの仲間ですが、ハヤブサのように速く飛ぶことはなく、空中でとどまるホバリングをして狙いを定めて地上の獲物を狩ります。
とても目がよく、獲物を見つけて捕らえるのに適しています。大きな眼窩(目球が入るくぼみ)が前方に向くようについていますね。
猛禽類ですが、最近の研究ではタカの仲間というよりハトに近いといわれています。
大きさもハトくらいです。

ユーラシア大陸からアフリカ大陸にかけて広く分布する鳥で、日本でもよく見られます。地域によって違いますが、全国的に主に冬鳥として飛来し、山地から郊外の畑地でよく見られます。
寒い時期なら鴻巣のアートの森近くでも多分見られると思います。

余談ですが、この骨格標本はしんぺい先生の作品「confident cofins/不死鳥の頭蓋」のモチーフとしても活躍しました。

  • 2020
  • チャイルドアートサポーター
  • 公開(WEB美術館に公開)
骨格標本:チョウゲンボウ(頭蓋骨・下顎骨)



作者: 須藤哲平

こんにちは、須藤哲平と申します。
しんぺい先生(かおり教室、こまどり教室、大宮清美教室)の双子の弟です!おんなじ顔です。
むかしは清門教室に通っていた生徒でもあります!矢板先生に教わっていました!

お仕事:野生動物の研究員

普段はリスやネズミやシカやカモシカやクマといった野生動物を調査する、ちょっと変わったお仕事をしています。

大人向けの説明をすると、行政、自治体の委託を受けて自然環境や野生鳥獣に係る課題解決にあたる(所謂シンクタンク)業者の職員です。

絵は今でもときどき描いています。おもに動物の絵を描きます。

よろしくお願いします。

4 件のコメント

  1. 後藤ゆき先生 先生

    哲平くん、チャイルドサポーターありがとうございます!
    すごいお久しぶりです。元・清門の田中ゆき先生です。
    動物関係の事をやられているとお話し伺ってます。
    絵の技量も重宝されてるとか!

    ところで、このチョウゲンボウの骨は、どこかで拾って手にいれるのかしら?

    晋平先生と、双子ナイスコンビだな〜 なんか羨ましいぞ。