ピーマンってどんな感じ?見る力と表現力を鍛えよう!

小学生以上カリキュラム
ピーマンからのいろいろ表現で見る力と表現力を鍛えよう♪

2月の小学生以上カリキュラム「ピーマンからのいろいろ表現」では、今年美術教室で習った様々な技法を思い出して、画材と表現方法は自分で選んで描くというステップアップ課題です。

 

1週目は観察する

2週目は自由に表現する

と2週にわたってピーマン祭りで行いました。

まずはピーマンを面白がって観察してみることが大切です!

でこぼこしてる!
上からみるとお花みたい!
おしりの方は山みたい!

切ったピーマンは‥?

お部屋がある!
タネがなぜか上のほうにぎっしり集まっている!
タネは何個あるんだろう?

などなど

自分がどんなことを発見して、どんなことを感じたかということがとても大切です!

 

◆1週目まずはよく見てで描こう!(観察画)です。

ピーマンって面白い形をしているんですよね〜。先生は人間の身体みたいだなあと思っていました。(こんなぐにゃぐにゃ凸凹の身体の人はいませんが)

↓こちら1年生2年生の作品ですが、とってもよく見て感じて描けています。

凹凸をよく見ていますネ〜。陰も描くと、置いてある感じがでます!

観察画やデッサンはその子なりに興味があるポイントが違うので、どの子の作品も面白いものです。

でこぼこや形をとらえるのが得意な子
陰影を見ることができる子
ツルツルザラザラなどの質感の表現をする子
鉛筆のグレートーンの幅を綺麗に表現する子

こんな感じで決して上手い下手では分けられないその子なりの感じ方、キラリと光る良さがどの子の作品にもぎゅぎゅっと観察画には詰まっています。

 

◆2週目はピーマンを自由に表現してみます。

学校の図工では、テーマが同じ•表現方法も同じということがほとんどだと思います!

一方で美術教室の展覧会制作では自由にテーマも表現方法も自分で考えますね。

今回のようにテーマは同じでも、表現方法は自分で考えて描くカリキュラムでは、
今まで自分が美術教室で行ったことを思い出しつつ、子どもの見る力、思考力と表現力が鍛えられそうです。

↓この作品の一年男子は「ピーマンのお尻の部分が山みたい!」と言ってピーマン山を描いていました。視点がおもしろすぎです!このナイスな発想は大事にしたい!

↓絵の具を使った表現も素敵です。「ピーマンの頭の部分がお花みたいだなあ〜」と言ってこの子は描いていました。美しいお花を表現していますね!

↓自分なりの色の組み合わせを見つけてくれた子もいます。寒色系でまとめてちょっとしたグラデーションになっていて美しいコンポジション(構成)ですね。まわりの筆跡もリズムを作っていて素敵です。

↓ピーマンが車になって走り出したっていいじゃない♪ まるで絵本の中の1ページです!!緑のタイヤに赤い車体のセンスが最高!

ものを見て真似して描くことは、絵が上手い人への第一歩です。

少しでも「自分上手くなってる!」と感じられたらオッケー!!身近なものをぜひ面白がってよく見て真似して描いてみてくださいね。