「探検船を作ろう!」自分なりの答えを見つけよう

先日の幼児レッスンは「探検船を作ろう!」

お家からトレーやペットボトル(その他廃材)を持って来て自由に船を作りました。(まだ行っていない教室もあります。お楽しみに♪)

私はこういう工作が大好きなんです。なぜなら子ども達が自分で考え(試行錯誤)、自分で完成させていく(自己決定) 過程が見ていて面白いしですし、ワクワクしながら手を動かしていく様を見ていると、私までワクワクを貰えるからです。

大人が材料を全部準備して、作り方を教えてしまえば、効率の良いやり方で、ある程度失敗なく見栄え良く、上手な作品が出来てしまいます。例えばプラモデル、これはもう完成イメージがしっかり出来上がっていて、それに向けての過程を楽しんでいくものですね。それもまたとても良いでしょう‥  ですが幼少期に大切なのは、子ども自身がぼくわたしはどういうものを作りたいのかを自分で考え、その為にはどうするのかを行動することです。

こういう自由な工作では、完成はこうというゴールは決まっていません。

どうなったら完成か?は自分で決めます。答えはその子自身が見つけるというワケです!

イメージ先行で先にこういうものを作りたい!とある程度完成形をイメージしてから作り始める子もいますし、面白そう!とやり始めて手を動かしながらどんどん発想が広がる子どももいます。これはどちらが良い悪いというわけではなく、子どものタイプですので、そのままその良さを活かしていくと良いかと思っています。

 

まずは年中さんの作品をご紹介! 年中さんは作りながらどんどん発展していく様子が見られました。面白い!と思ったものに反応して次から次へとアイディアが生まれるのでしょうね。

上へ上へと縦に伸びていったり、横に繋げていったり、とても感覚的です。どんどんこの感覚を磨いていってほしいです。

 

次に年長さんの作品をご紹介!  年長さんになるとある程度テーマを持って作れるようになります。この子はタイタニック号をイメージして設計図を描いて来てくれました。ちゃんと船の甲板部分がありますね!

この子はすみっこぐらし船。なんと漁業もできるそうです!!

 

この子達は、どんなお友達を船に乗せたいかを考えてから作っていました。このお友達が自分の分身となり船に乗って旅をしていくイメージです。船に乗せたい主人公を先に作ると想像が広がりこのお友達に似合う船ってどんな船だろう?と考えることができます。

失敗をしてしまい「できない!」「どうしよう?」という時もあるでしょう。こういう時こそ、子ども自身の一番の学びに繋がっていくなあと思っています。そう考えるとどんな物事も失敗ではなく、成功の為の一歩だといえますね!

大きくなるとなかなか失敗をすること自体が怖くなります。小さいうちから沢山失敗を経験してください。失敗しても大丈夫、やり直しができるのが美術の良さです!

 

ある子はスチレントレーを大事に丸く切り取り、セロハンテープを貼ってみせてくれました。「本物のお金みたいになったー!」と感動していました。

こんな宝箱を船に乗せている子もいます。宝箱には宝石と夢と希望でしょうか!?

絵の世界と組み合わさっている子もいます。平面と立体を行き来できるなんて、すごい発想です!

 

みんなの作った「探検船」がどんな旅になるのか?先生も楽しみにしています♪

(※制作のタイミングにより写真がうまく撮れたり撮れなかったりで、みんなの作品載せられなくてごめんなさい!)