小学生以上『黄金の絵』余白や”間”を感じよう!

一月の小学生以上のレッスンでは「黄金の絵」を行いました。

俵屋宗達の『風神雷神図屏風』や、尾形光琳の『紅白梅図屏風』、酒井抱一の『夏秋草図屏風』などの金箔・銀箔を地とした狩野派・琳派の作品を紹介しながら、昔の屏風絵を参考に作品制作をしています!

こちらの絵画作品には「金箔」が使われており、高価な金を使うことが権力の象徴であり、その豪華絢爛な黄金文化は『黄金の時代』ともいわれました。

光を受けて繊細に輝く金箔は、室内に明るさをもたらしていました✨
また、とりわけ屏風絵では、屏風は交互に折り曲げて立てるため、光の反射によって金地空間の奥行きをさらに感じることができたでしょう!

今回のテーマは”間”です。

背景の金地は、描かれたモチーフの向こう側に広がる空間を示しています。”間”を作ることで、鑑賞者側は何も描いていない空間に、奥行きを感じたり、移り変わっていく時の流れを感じることができるのです。

 

子ども達は、金の折り紙を金箔に見立てて並べています。
金地の上に何を描くかは自由としています。

名画の模写をしても良いですし、一部分だけ真似をしてみてもOKです。

学んだ知識をどう生かすか、自分の中にある”間の美しさ”を少しでも表現しよう!という気持ちが伝わる力作が揃いました!


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