その4 家庭の変化 〜私(母)と娘の心境の変化〜

教師の坂本先生がお子さんを会のアートスクールに入会させてくれました。実は、会で働き始めるずっと前に、一度体験レッスンに来てくれました。しかし、その時は入会されず、なぜその後入会することになったのか理由を聞きました。

その1その2その3からの続き


【8】母として・家庭でも変化が

 

 想いのままに描いたお絵描きは想像力と創造性を育てます。

 完成がすべてではなく、一見未完成で汚れたような表現をも良しとし、過程を大事にします。特に幼児クラスの場合は完成した作品がわかりづらいこともあり、制作過程で子どもの話を聞き、どんな感動があったか、どんな想いがあったか親御さんに伝えます。話を聞いてもらい寄り添ってもらったお子さんは満たされ、制作過程を知った親御さんにとっては発見や感動があり、家庭での温かなつながりを深めることができます。

 家庭でも母親としての言葉がけが変わっていきました。以前は余裕が無いと頭ごなしに怒ってしまい、子どもがすねたり反発したりとこじれることが多かったです。まず、否定せず耳を傾け共感する、レッスンで学んだことを実践してみました。親子間のこじれが激減し、お互い素直で居られるように変化していきました。

 弟の所属する少年野球の子どもたちにもこのコミュニケーション術が活かせました。スポーツというと厳しい指導のイメージですが、聞き役や子どもたちが話しやすい楽しい雰囲気を作るのを心がけました。私と子どもたちは仲良くなり、ピリッとした練習や試合の合間でも楽しい時間を過ごしています。

 

【9】娘の突然の病気

 

 私は新しい仕事、娘は中学生活と親子で忙しくも充実した毎日を送っていました。

  しかし、中2の夏に娘の身体が突然動かなくなりました。病院で診察してもらったところ、思春期の成長期に見られる「起立性調節障害」でした。
頭痛、めまい、吐き気、耳鳴りがして歩いての登下校ができなくなってしまいました。娘自身は学校も楽しくて通いたいと願っているのに特に午前中は体が動かず欠席や遅刻早退が目立ち出し、登校できそうな日は毎回車送迎をしました。成長とともに治る、とのことですが成長が終わるころに治るなんて先が長い…。私はうろたえました。

 

【10】病気への焦り

 

 病気のせいで頭も気も回らなくなってしまった娘。大好きだったソフトボールや運動もできず、中学校もまともに通うのが難しくなってしまいました。詰め込み過ぎた生活はハードだったのだろうかと通っていた塾、美術教室も辞めることになりました。

 青春真っただ中の中学校生活を大切に過ごさせたいと願っていました。

 娘がちょっと元気な時には、遅れをとらせまいと諦めきれずつい「なんだ、元気じゃん、学校行けそうなんじゃないの?運動できるんじゃないの?」と無理強いをしてしまうことも多々ありました。娘も自分を責めていました。娘が一番辛いのに、母親の私は自分本位でした。自分の今までの子育てが悪かったのではないかと、自分を責めたり、良くなるだろうと、妙に前向きに頑張ったり、不安定な気持ちの毎日を過ごしました。

 私は娘のソフトボール選手としての再起を願い、私のスマホの待ち受け画面を娘のバッティング姿にしていました。

 「起立性調節障害」はストレス・プレッシャーを感じると病状が悪化します。結局は娘のペースに合わせた生活をするしかなく、落ち着くことができませんでした。私の気持ちの浮き沈みも激しくなり、家庭にも無理がかかっていきました。しかし、共倒れになるわけにはいかないどうしよう、自分も娘もこれ以上悪くならないようどうにか保たないと、、、もがく日々でした。

実際の待ち受け画面【バッティング姿】


続きはこちらから→ その5


 


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