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大きくのびのびと、身体を使って絵の具で描こう!
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7月のレッスンでは絵の具で山を描きました。
今回は机にながーーい障子紙を引き(なんと机の横幅3つ分です!笑)
椅子も使わずに、立って描いてみました。
すると、視点が変わり、座って描くよりも全体がよく見えます。
立って描くことで、大きく腕を動かすことができます。
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子ども達がイメージする「山」って何でしょう?
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みんな一度は山は見たことがあるでしょうが、山に登ったことはあるでしょうか?
絵本や図鑑、動画で見たことがある人は多いかもしれませんね。
◯山のかたちはどんなのをイメージするでしょうか?
まるいお山、おおきなお山、三角のお山、つながってるお山
◯時間はいつだろう?
夜のお山 朝のお山 お昼のお山 夕方のお山
◯山の中もイメージしてみよう
木があって
花が咲いたり
虫がいたり
動物がいたり
◯季節は‥?
春のお山は何色だろう?
夏だったら、緑、黄緑?
秋だったら、赤、黄色?
冬だったら?
もしかしたら虹色のお山にしたい子もいるかもしれません。
黒いかっこいいお山にしたいかもしれません。
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知識 + 経験 = 表現 (イメージ) へ
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お絵描きは今まで子ども達が培ってきた
・経験 (実際に山を見た、登った経験)
・知識 (山の話を聞いたり、絵本や図鑑、動画で知ったこと)
この二つが合わさって、イメージの世界となって表現されます。
アートの時間では、「お山の形はこう描くよ、色は緑でこう塗るよ」といったことは教えません。
経験も知識もみんな違いますから。
山についての知識が多く解像度が高い子もいます。
絵本の世界で詳しく知っている子もいます。これは年齢によっても異なりますね。
その違いはあって当然です。違うからこそ、表現の世界は素敵で面白いのです。
自分は知っている山ってどんなだろう?とまずは考えてみることが大切です。
そして自分の表現を思い切って出してほしいなあと思います。
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子ども達が時間いっぱい描いたアートなお山へ登ってみましょう!
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◯年中さんのお山
気持ちよくのびのびと絵の具を使っています。想い想いの色で表現している子が多い印象ですね!
自分の知っているお山に、絵の具の情緒的な表現が重なりとても面白いです。
◯年長さんのお山
月齢が上がると、どんなお山か分かるようになります。
お友達と繋げてみたり、夕方のお山や、夜のお山、
山のフルーツを描いている子もいます。
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絵を描いている時間は、
先生もみんなのお山を一緒に登っているような気持ちで
一人一人に声をかけていきます。
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子ども達のお山の表現は、大人には想像できないものでとても面白いです。
長〜〜〜い紙と、今回立って描いていたことで、
みんなの山が繋がり、長い長い山脈のようになったのが新しい発見でした。
いい眺め!思わずヤッホーと叫びたくなってしまいますね🤗
投稿日 : 2024年7月31日